■ インターネットの接続トラブル 
ADSLリンク速度、そのものが遅い
■ 原因
▼ 劣悪な宅内環境と宅外環境(ノイズが強い)
ノイズが強いと、NTT収容局からの距離に関係なく、データとして送る音よりノイズのほうが強くなり、データ送信が失敗してしまう可能性があります。もっとも、電話線自体が細いとか古いとか、劣化やノイズの影響をもろ受けそうな環境だと、悲惨ですけどね。
自宅内では、プリンタ・ゲーム機・テレビ・オーディオ・冷蔵庫・エアコンなど、とにかく磁場を発生させたり、消費電力の大きな電化製品があると、ノイズを発生し、通信劣化を招くこともあります。他にも、電話線を分岐してるのに、その先にスプリッタをつけてなかったり、電話線を利用したインターフォンとかドアフォンがあったりするとまずいみたいです。
宅外の環境的な要因だと、自宅とNTT収容局の間に、鉄道・幹線道路・工場・ブリッジタップ(回線の分岐)・AMラジオ放送局・高圧線などが存在したり、近所でISDNを引いてる家があったり、24M以上の接続なら、アマチュア無線とかが邪魔したりするらしいです。
■ 処置
▼ 宅内環境の見直し
自宅内の原因の場合は、ADSLモデムの電源を確保するとき、テレビと同じ電源から取らない・近くに置かない……とか、自分でも気をつけるとよいかも。できれば、コンセントから直接電源を確保できると、更にいい。ADSLモデムにアースを付けたり、電話線にノイズフィルタを付けてみるのも効果があるらしいです。とにかく、ノイズが入らないようにするのが一番です。
宅外環境の要因は、引越しをするか、使うのをあきらめるしかないのかもしれない。(^ ^;) ま、ノイズ自体は、いつも同じ強さじゃなく、日々変動するものだから、比較的影響を受けない時間を見つけて、それを狙って接続するという手もある。原因によっては、電話機についてる保安器の交換(電話を着信するとADSLが切れる原因の一つと言われている)とか、回線調整(ブリッジタップの取り外しとか)も効果があるようですが、どちらも有料です。しかも、効果がなくても工事代が請求されます。NTTに相談してみてください。
環境という点でいけば、ISP(プロバイダ)を変えてみるっていうのも、ありなんですけどね。ただ、手間もかかるし、お金もかかるんですよね、それをやると。
▼ 回線の安定化(ノイズ(SNR)マージンの設定)
通信安定のために、ある程度のノイズの変動に対して対応できるようにデータを強めに送るという方法もあります。「ノイズ(SNR)マージン」というのがそれで、ノイズに対して余分にデータに余裕を持たすから、必要以上にデータが多くなるので、このマージンが大きいと安定性は上がるけど速度は低下、マージンが小さいと安定は下がるけど速度は上がる……という、構造になってます。ご利用のプロバイダに依頼すれば、設定できるみたいですよ。
▼ FBM化
回線距離が長く・ISDNの影響が強いときに「FBMモード」にして安定化させます。リンク速度がかなりダウンするけど、速度が遅くて全然安定してないときは効果があるみたいです。アッカの場合は、この手が使えるみたいです。詳しくは、アッカのホームページを参照ください。
アッカが採用した「Annex C」は、特にISDNの影響を考えた仕様で、もともと、ISDNの干渉があるときは速度(周波数)を落とし、干渉がないときは速度を上げるって構造らしいです。だから、ISDNの影響があるときは、ある程度、有効なトラブル回避になるかもしれない。このモードのときは、ISDNが強いとき(NEXT)にはデータ転送は行わず、ISDNが弱いとき(FEXT)にだけ通信を行うことにより、ISDNの影響を極力排除するようです。ただし、最高速度が、下り 3424kbps、上り 416kbps に制限されます。
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Last up : 07/02/2004
URL:http://www.causu.com/trouble_net_adsl_slow.htm