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■ フロッピーに関わるトラブル(記録メディア全般)

  フロッピーを含め、CD−R/RW・MOなど記録メディア全般における、覚えておくと焦らずにすむトラブル対処法です。フロッピーを中心に書いてますが、トラブルが起きたときの対応は、他の記録メディアのときにも応用できる基本的なものです。プロッピーだけに該当する、情報は、具体例の事例を参照ください。

全般的なトラブル

 何がトラブルを起こしているのか考えましょう。トラブル原因は、フロッピーなどの記録メディアか、ドライブか、それとも単なる操作ミスか、を知る必要があります。一応、フロッピーを想定して書いてますが、他の記憶触媒のトラブルにも応用できます。もし、該当がないようなら、「具体例」もあわせてお読みください。

操作ミス 

 よくやる、ちょっとした操作ミスが次の三つです。あと、もう一つ、深刻な原因のものもあります。

フォーマット(初期化)していない

■ 原因

 フロッピーは、フォーマット(初期化)しないと使用できません。買ったばかりのメディアを使用するとき、フォーマット済みのものを買っていないときは、自分でフォーマットを行わないといけません。その際、お使いのパソコンにあったフォーマットを行わないと、そのフロッピーを認識できないこともありますので、ご注意を。

 ※フォーマット形式は、いくつか形式があり、同じフォーマット形式じゃないと認識できません

■ 処置

 ▼ 初期化しましょう

 お使いのパソコンにあったフォーマット形式で初期化されたものを買うのが一番手っ取り早いです。もし、異なるフォーマット形式のものを買ってしまった場合や、アンフォーマット(初期化されていない)のフロッピーを買った場合は、自分でフォーマットを行ってください。

■フォーマット(初期化)の方法
 「マイコンピュータ」→「3.5 インチ FD」にポイントし、右クリック “フォーマット” を選ぶ

 ※通常、使うなら、「1.44MB」で、フォーマットの種類は「通常のフォーマット」を選んでください。一度、フォーマット済みのものを再度フォーマットするときは、「クイック フォーマット」を選ぶと、時間短縮になります。この二つの違いについては、「てらこやでござーい」の関連ページを参照ください。

ライトプロテクト(書込み禁止)になっていた

■ 原因

 よくあるうっかりミスです。フロッピーは、カセットテープやビデオデープと同じように、重ね撮り(フロッピーだと、重ね書き)していいかどうか設定できます。

 3.5インチの場合は、裏面の右下にライトプロテクトのボッチがあり、上にもっていって穴をふさげば「記録可能」、下にもっていって穴をふさがなければ「記録不可:ライトプロテクト」となります。

 5インチの場合は、右上にシールが張ってあって穴をふさいでいたら「記録不可」です。シールを外して穴を元に戻せば、「記録可能」になります。(もっとも、今じゃ、5インチのフロッピーなんて使ってないですけどね)

■ 処置

 ▼ 書き込み禁止を解除しよう

 3.5インチは、裏面の右下にあるポッチを、上にもっていって、穴をふさぐ。5インチは、右上にあるシールを外して、穴を露出させる。8インチは……よく知りません。昔っから扱ってる人に聞いてください。(^ ^;)

操作が早すぎた

■ 原因

 フロッピーを入れてすぐ内容を確認しようとすると、そのスピードに対応できないらしく、「ディスクをいれてください」みたいなエラーメッセージが表示されることがあります。これは、CD−Rだろうが、CD−RWだろうが、MOだろうが、ありとあらゆる記録メディアを扱うときでも、よくある現象です。

■ 処置

 ▼ ゆっくり操作しよう

 パソコンに記録メディアをセットして、認識してから操作しましょう。そうすればちゃんと認識します。特に、CD−R/RWなどのメディアのときは焦らずに(認識までの動作が遅い感じがしますので)操作ください。

ちょっと深刻

■ 原因

 ▼ メディアが壊れている or ドライブが壊れている

 ディスクエラー(フロッピーが壊れている)の場合は、アクセスランプがつきっぱなしで、しかも音もするので、あきらかに「これはやばいぞ」とわかると思います。実は、ドライブが故障していても、フロッピーが壊れているときと似たような現象になります。フロッピーをかえても現象が続くときは、フロッピードライブ自体が壊れているときがあります。

 【CD-R/RW】の場合は、フロッピーと違い「書き込み面」を直接見ることができます。なので、「ドライブ自体が壊れている」ときは、書き込み面に傷が付いたり・「すじ」がついたり、目で異常がわかるときもあるので、「何かおかしいな」と思ったときは、是非「書き込み面」を確認ください。これを怠ると、CD-Rをいたずらにおしゃかにしてしまいます。(T_T)

■ 処置

 ▼ 「スキャンディスク」を行い、原因を特定する

   フロッピーをスキャンすれば、壊れているかどうかがわかります。もし、フロッピーを何枚変えても同じ状況になるときは、ドライブ自体がおかしいときもあるので、「フロッピー(メディア)」が悪いのか、「ドライブ」が悪いのかか見極めるには、スキャンディスクが一番です。

 < メディアが壊れていた場合 >

 データ救出

 「スキャンディスク」を実行することにより、ファイルを修復していくれるので、キズがついたところのデータは失われますが、それ以外のところにあったデータは、救えるときもあります。修復後データを読み込み、他のフロッピーにでも保存し直せば、少しはデータを救えるので、ファイル修復を試してみてください。

 再利用の有無

データエラーを起こしたフロッピーは、もう一度フォーマットし直すことによって使えるようになることもあります。でもフォーマットしたあとでもエラーメッセージが続くようなら、破棄したほうがいいですね。まあ、一度エラーが出たら、破棄したほうが無難といえば……無難ですけど。(^ ^;)

< ドライブが壊れていた場合 >

 どうするか考えよう

 修理に出して直すか、買い直すか、放っておくか……何らかの手段を考えましょう。(とにかく、このまま無理やり使うと、メディアが傷つき、使えなくなるので、メディアは使用禁止です (^ ^;))

 具体的な対策

 修理に出すのが、一番面倒がないかな。今は保険料をかけておけば、5年くらい無償で修理できたりするし。不幸にも、無償で直せる期間が過ぎていたら、自腹を切って修理になってしまうけど。ドライブを買い直すときは、内蔵型のドライブか、外付けのドライブか、選択肢は二つ。パソコン本体を買い直すってのもあるかな……。その時々の状況で、ベストな選択をお選びください。


< 具体例 >

あれ、フロッピーが読み込めない?

 毎回毎回エラーが出て、フロッピー自体にもドライブ自体にも問題がない場合は、次のようなことが原因になっていることが多いです。また、もし該当がないようなら、「全般的なトラブル」もあわせてお読みください。

今なら、これを疑ってください

■ 原因

 ▼ ファイル形式がちがう

  アプリケーションソフトを使って、データを作成します。そのとき、そのソフトが扱える「ファイル形式」というものが必ずあって、その形式が一致しているもののみ、データを読み込んだり・加工したり・保存できたりします。「ファイル形式」は、「拡張子」で判断がつきます。

 また、ソフトは、日々機能が充実し、新しいバージョンが出回ります。同じ名前のソフトでも、バージョンがちがうと、機能が全然ちがうときもあるので、同じ名前の拡張子でも、読み込みができないときがあります。ただし、新しいソフトは「上位互換」になっているので、バージョンが古いソフトで作ったデータも問題なく読み込めますし、古いソフトで読み込める形式で保存する機能も標準装備がほとんどです。

■ 処置

 ▼ 使用するソフトで読める形式に変換する

 バージョンが異なるソフトを使用の場合は、新しいバージョンのソフトでデータを読み込み、古いバージョンのソフトで読み込める形式で、ファイルを保存し直してください。そうすれば、古いバージョンのソフトでも問題なく読み込めます。(ただし、新しい機能を盛り込んだデータだと、100%互換はできません。そういう場合は、その機能を提供している新しいバージョンのソフトでのみデータを作成するしか手はないかな)

 新しいソフトを使っていれば、「上位互換」が効くので、問題はないでしょう。もし不幸にして互換が効かない場合は、データファイルをそのソフト特有のファイル形式で保存するのではなく、汎用的なデータ交換の形式である――ワープロならテキスト文書の「.txt」、表計算やデータベースならカンマで区切られてる「.csv」(中身はただのテキスト形式)で保存すれば、文書の体裁などの設定はうまく変換できないけど、中身はちゃんと使えるので、知っておくと便利です。


 ちがうソフト使用の場合でも、「.txt」や「.csv」のテキストファイルをはじめ、ワードと一太郎とか、メジャーなソフトは、だいたい文書互換ができるようになってるので、そこで使いたいソフトで読み込める形式に変換すればOK。

 ※会社とかで、何台かパソコンがつながった状態だと、一つのファイルをどこかのパソコンで開くと、他のパソコンで同じファイルを開こうとしてもエラーメッセージが出たりするので、そこのところもご注意を。わりとやりがちなんですよ、これ。(^ ^;)  「共有エラー」だったかな?

ちょっと古いデータを使うときには、これ

■ 原因

 ▼ フォーマット形式がちがう

  フォーマット形式は、いくつか形式があり、同じフォーマット形式じゃないと認識できません。ここで特に注意が必要なのが、フォーマット形式が「98」のデータファイルで、これを今、使おうとすると、トラブルが発生します。 ――もしかしたら、どこか間違ってるかもしれませんが、私の記憶の限りでは、次のとおりです。

フォーマット形式の対応表(フロッピー)
フォーマット
形式
容量 仕様 対応機種
256 1.44MB 256 オフコン対応
98 1.24MB DOS8 NEC PC-98/EPSオン PC-586・486・386/FM TOWNS など
DOS 1.44MB DOS18 DOS/Vパソコン(PC/AT)互換機/NEC PC-9821(Windows 95 対応機種) など
MAC 1.44MB MAC MAC対応

 ※Windows パソコンの規格は、「きゅーはち」規格とDOS/V規格の二つがあります。 この二つの大きな違いは、日本語の処理の仕方・フォーマット形式(「きゅーはち」1.24MB 「DOS/V」1.44MB)の違い。

<トラブルが起こる背景>

 昔の「きゅーはち」全盛期は、98フォーマットが主流でした。容量は1.24MB。でも、DOS/V 機が普及しだすと、DOS/V フォーマットが主流となり、容量は1.44MBになりました。今のパソコンは、このDOS/V フォーマットが基準になってるはずです。だから、一昔前の「きゅーはち」機は、1.24MB の98フォーマットしか読み込めず、今のパソコンは、1.44MB の DOS/V フォーマットしか読み込めない。

 つまり、「きゅーはち」で作ったデータを今のパソコンに読み込ませようとフロッピーにCOPYしても、今のパソコンは1.24MB形式のフロッピーは読み込めないってことになってしまうのです。もちろん、昔の「きゅーはち」で作ったファイルが Windows では対応していない、というわけじゃないので、フォーマット形式さえ一致させれば、問題なく読み込めます。

■ 処置

 ▼ フォーマット形式を一致させる

 NEC PC-9821シリーズなど、パソコン業界の主力商品が、「きゅーはち」から DOS/V 機に移る時期の機種だと、フロッピードライブが3モード対応で、1.24MB も1.44MB も両方読めるので、この頃の機種を使って、自分のパソコンが扱えるフォーマット形式に変換すれば使えるようになります。フォーマット形式に変換する、と書きましたが、単に、「きゅーはち」で作ったファイルを読み込んで、それを1.44MBでフォーマットしたFDなどにCOPY すればいいだけですので、難しいことは一切ありません。

 また、今使ってるパソコンを3モード対応のFDドライブにする、という方法もあります。他メーカーのものだと確認をとっていませんが、NEC-NXシリーズでは、ドライバをインストールすれば 1.24MB も扱える、3モード対応のFDドライブになります。インストール方法は、パソコン付属のマニュアルを参照ください。

 注意事項

 「3モード対応のFDドライブ」にした場合でも、今のパソコンだと、1.24MBのフロッピーの使用では、いくつか制限があります。以下は、PC-NXでの使用制限ですが、他メーカーでも、たぶん同じような制限があると思うので書いておきます。

  1. フォーマットができない。(つまり、アンフォーマットのフロッピーを買ってきたとして、1.44MBにフォーマットすることはできても、1.24MBにフォーマットすることはできないということ)
  2. Windows ME の「ディスクのコピー」では、1.24MBのものはコピーできない。

 ※つまり早い話しが、1.24MBは、読み込みが専門ということですね。


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Last up : 05/07/2004
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