ウイルスの種類
いろいろ定義があり、いろいろ分類の仕方もあり......しかも、だいたいのウイルスは複合してるんで、種類もあったもんじゃないんですが......用語として抑えておくべきなのは、このあたり。代表的なものだけ説明します(あとは割愛!)
ちなみに私のいい加減な個人意見としては、昔(私がウイルスに出会った頃だから、'90年代前半ですが)は、感染する場所による分類が威力を発揮してたけど、今は、「トロイの木馬」+「ワーム」が主流かもな......って気がする。
感染する場所による分類
「ファイル感染型」
実行ファイル「.com」「.exe」「.sys」などに付着する、ものすごくメジャーな奴で、一つないし複数のファイルに感染して、実行するための条件をカウントし(日付とか、実行回数とか、そのウイルスによってちがう)、条件が揃ったら発病するタイプです。条件が揃わないと、他のプログラムに感染したりする、嫌な奴です。でも、感染するとファイルのサイズが増加するので、発見しやすいですが......実際問題、ファイルサイズなんか見てないんで、「なんかおかしいぞ」と思ってから、サイズを確認して、ウイルス感染を発見するって感じかな。(私の場合は、そうだった (^ ^;))
「ブートセクタ感染型」・「システム領域感染型」
ハードディスクとかフロッピーディスクのシステム領域(ブートセクタ・パーティションテーブル)などに感染します。ふだん私たちの目に触れる部分じゃないので発見しにくいし、またパソコン起動時に必ずアクセスするところなので、起動するとパソコンが感染状態になるという、はた迷惑な奴です。メモリに常駐してたりするんで、もう最悪です。DOSの仕組みにより、システムファイルより先に、ウイルスがメモリにでーんと居座るんですからね。DOSの割り込み命令とか、とにかくOSの制御機能、完全にウイルスに乗っ取られるようなものですから、感染するとかなり急速に被害を与えます。
でも、最近は、フロッピーから起動することが少なくなったので、このタイプのウイルスはかなり減少してます。今は、昔使っていたフロッピーを何かで使用するときに、気をつけようねって感じかなー?
「複合感染型」
上の二つの複合型。
「マクロ感染型」
マイクロソフト社のワープロソフト(Word:ワード)と表計算ソフト(Excel:エクセル)などの、Officeアプリケーションには、決まった動作を実行できるようにと、「マクロ」という機能が搭載されています。要は、Officeアプリケーションで共通して使える「プログラミング言語」みたいなものが、マクロなんです。
そのマクロ言語で作られたウイルスを、マクロウイルスと言います。なので、マクロウイルスが入ってる文書を読み込むと、ただちに感染して、パソコンがおかしくなっちゃうわけです。このウイルスの登場により、今までは実行ファイルがウイルスのターゲットだったんですが、データファイルもターゲットにロックオン! 嫌なウイルスです。
メモリ常駐の有無による分類
「メモリ常駐型」
メモリに常駐しているので、パソコンが動いている間、どんどん感染を広げる、はた迷惑な奴。DOSの作業領域、もしくは上位メモリに居座ってるので、未感染ファイルを見つけたら、喜んで感染させてしまいます。何でもできますからね、割り込み機能、乗っ取ってるんで。(^ ^;)
「非メモリ常駐型(メモリ非常駐型)」「直接感染型」
ウイルスプログラムが実行されるたび、感染・発病などを実行していくタイプ。ウイルスなの? っていわれてるもの(発病のみ)
「トロイの木馬」
感染するわけでもなく、発病だけが目的の、それ自身が不正な動きをするプログラム。一見、ごくごく普通の(役に立ちそうな)プログラムにみえるため、パソコンに入れてしまい被害に遭うという、まさにギリシャの故事にぴったりなタイプで、ウイルスをパソコンに組み込んだり、ファイルをインターネット上に送信したり、ファイル・ディスクの破壊工作から、何でもこなす、嫌な奴。ワクチンソフトメーカーやウイルス対策団体の名を語り、ウイルス修復ツールとして送りつける巧妙な手口もあるので、ゆめゆめ油断なさらぬように。(^ ^;) 最近荒らしまわってるワームの多くも、この一類型ですから、その被害がどれだけひどいかはご存知の通りです。しかもワクチンソフトで自動駆除できないし、もう最悪。
ワーム以外で覚えておくと便利な類型は、この二つ。「サーバ=クライアント型」は、いわゆるハッキングツール。パスワードを盗むとか、とにかくマシン乗っ取りや情報を盗むといった、遠隔操作をしてあくどいことをし、かなり深刻な被害を引き起こす、嫌な奴。「自己完結型」は文字通り、一回派手に活動して「どかん!」と破壊活動をして致命的な打撃を与える......自爆型って感じですかね。
「ワーム」
ネットワークを通じてウイルス拡散を目的とするウイルスで、厄介なことに、こいつは感染対象のプログラムがなくても、自分を複製し増殖し続ける、最悪な性質を持っています。このずぶとい性質のおかげで、コンピュータ間のウイルス感染は飛躍的に増加。もう、手が付けられません。メールの添付ファイルとして自動的に自分自身をばらまく・ネットワークを利用して次々感染させていく......といった最近、よく見るウイルスは、すべてワーム型に分類されます。「インターネットウイルス」
インターネットの技術を悪用したウイルスで、ホームページを見ただけで発病する嫌な奴です。時計が出てきてうるさく鳴り響き、システムの再起動をしないと止められない......って感じの、「なんだこれ?」と思うような「訳のわからない振る舞い」を目にしたら、こいつのことを思い出してください。(^ ^;)
javaというHTML内に埋め込むスクリプト言語があります。その言語で作られたウイルスを「Javaスクリプト型」、これで書かれたアプレットを悪用するのが「Javaアプレット型」で、さっきのうるさい時計とかは、不正javaアプレットってことで後者の例です。不正アプレットのウイルスのほうが多いかな、数としては。(たぶん)
ActiveXというのは、インターネットのための技術なんですが、それを悪用したのが「ActiveXコントロール型」と呼ばれるウイルス。ちなみに、オンラインスキャンは、この「ActiveXコントロール」の技術を使ってます。こういう風に、快適なインターネットのための技術の総称が、ActiveX(アクティブ・エックス)なんです。何か特定のソフトの名前じゃなく、技術を一まとめに呼んでるので、ちょっとわかりずらいですが。
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