■ ワープロソフトを使おう
はじめに
ちょっとした文書作成から、凝った文書作成まで……ワープロソフトが使えると、かなり便利です。手書きもいいものですが、パソコンを使って作成すると、修正するときや大量の文書を作るときなど、威力を発揮します。
現在のワープロ事情
文書作成のためだけなら、今はもうほとんど売ってないようですが、プログラムを専用のハードに組み込んだ「ワープロ(ワードプロセッサ)専用機」と、パソコン上でワープロソフトを使う二通りがあります。ワープロ専用機としては、富士通「OASYS(オアシス)」・キャノン「CanoWord(キャノワード)」・東芝「Rupo(ルポ)」・シャープ「書院」・NEC「文豪」など、パソコンが普及する以前の’80年代後半〜’90年代前半まで、けっこういろいろな機能や特色をもった製品が市場にあふれていました。パソコンソフトでも、その頃は「一太郎」が優勢で、その他にも「松」をはじめ、いろいろとワープロ機能が進化していた頃です。
が、Windowsの浸透(’95年以降)を境に、今ではマイクロソフト社のワープロソフトである「Word(ワード)」の一人勝ちに近い状態になっています。ワープロ専用機は生産中止になったものが多いですが、ワープロソフトとしてその機能や特色を維持しているものもあるので、過去のワープロ専用機の特徴を知っておくのも便利だと思います。とりあえず、OASYSの親指シフト入力にも対応したソフトとか出ているので、ワープロ専用機で培ったノウハウは、今でもちゃんと息づいています。カナ入力する人にとっては、やっぱり親指シフトって便利だと思うし……今からパソコンにさわるとこういう便利なものがあったことを知らずにおわってしまうので、一応、追記まで。
■ Word(ワード) のお勉強
ワープロ機能を使いこなす上で知っておくべき用語などは、どのワープロを使ってもかわりません。かわるのは、その機能の呼び出し方や指定の仕方が異なるだけです。とりあえず、Office2000 の Word を例に、最低限、覚えておくべき知識を解説します。Word以外のソフトをお持ちの方は、そのソフトのヘルプなどを参照して、該当する機能の呼び出し方や指定方法などを確認してください。
- 起動と終了/ファイルの読み込みと保存
- 文章の入力と変換/表示モード
- 文書の体裁
- 印刷/プレビューと詳細設定
- 罫線や絵の挿入
- 編集/検索・置換/校正
- マクロ(処理の自動化)
- (カスタマイズとヘルプ)
- (ショートカット一覧)
……と、このあたりを、ざっと覚えられると、かなりの文書ができます。(^ ^;) あわてず、ゆっくりと覚えて行きましょう。
Word をとりまく、利点と問題点
▼ 利点
今はどのパソコンでも、圧倒的にプレインストールは「Word」です。会社でも、共通的に「Word」文書をやりとりする形にかわっています。これはデータ資源の共有という点でも優れているといえます。以前は、ワープロ専用機・パソコン上でのワープロソフトの違いで、データ形式が異なり、文書の共有ができなかったからです。もちろん、コンバート機能を持つユーティリティーソフトを使えば相互に互換可能ですが、手間がかかっていたのは事実です。
また、Windows操作と共通の操作でほとんどの操作を感覚的に行える「Word」が浸透したことは、そういう意味、初心者にも使いやすくなった点といえるでしょう。
▼ 問題点
これは私が一太郎大好き人間だからかもしれませんが、日本語文書の操作性は一太郎のほうが上だと思います。反対に 英語文書は アメリカ生まれだけあって Word のほうが上だと思います。
―― Wordの場合、罫線の引き方などをはじめ、全体的に便利な機能が装備されすぎたせいか、必要な機能を呼び出す手法にいくつかあり、それぞれにちょっとしたクセがあるため、「Word」で作った文書を修正できるのは、その文書を作った本人だけ……という感じに、わかりにくい文書として作成されてしまうからです。正直、Wordで文書を作るなら、Excel で文書を作ったほうが使いやすいと思いますし。
もちろん、自分が使いやすいと思えるソフトがあれば、そのソフトを使うのが一番です。一つのソフトを極めると、コツを覚えられるのか、はじめて扱うソフトでも、勘が働くようになって、必要な機能を呼び出せるようになってきますから。最初からまんべんなく覚えるよりは、お気に入りのソフトをじっくり使ったほうが、私は習得が早くなると思っています。
データ共有
会社などで、過去のワープロデータがあった場合、「ちぇ、使えないじゃん」とあきらめないでください。ほとんどのワープロは、データ保存形式に「テキストデータ」というものがあります。この形式で保存すれば、完全とはいえませんが、読み込める形式に変えられるからです。罫線など、文字データ以外は正しく変換されませんが、文章を流用するくらいなら十分です。罫線まで含む、完全な形を追求するなら、コンバード機能を持つソフトを買ったり、データ保存形式で、読み込みたいソフトの形式に保存し直しておくとよいです。
ワープロ機の場合は、フロッピーの規格が、今のパソコンでは読み込めないことの多い1.24KBのものを使っているので(場合によっては640KB)、テキスト形式にしても使えないかもしれません。その場合は、読み込むパソコン側で、3モード対応のフロッピードライブを探してください。(^ ^;) フォーマット形式さえあえば、問題なく読むことくらいはできます。もちろん、テキスト形式で保存した場合ですけどね。
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Last up : 03/26/2004
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