■ SOSの送り方 
はじめに
パソコンが手元にないと、何が原因で、どうすれば直るか――を推測するのは至難の業です。電話やネットで尋ねる場合は、より詳しいトラブル状況がイメージできるように質問しないと、解決は遅くなると思います。答える方も、情報が少ないと原因を特定できないからです。
問題解決に必要な「基本的な情報」は次の通りです。
【 ハードウェア 】
本体の型名/メモリの容量/ハードディスクの容量(全容量と使用容量・空き容量) など。その他、周辺機器構成について(増設ハードディスクやSCSIボードなど必要に応じて)。
【 ソフトウェア 】
OSのバージョン/トラブルが起きたときに起動していたアプリーションソフトの名前とバージョン など。
【 具体的なトラブル状況 】
トラブルの内容/画面に表示されたエラーメッセージ内容/トラブル発生頻度。また、トラブルが起こったときの対処方法や直前にどんな操作をしたのかなど、「トラブル原因」になりうるすべての情報。
基本的な情報はどうやって調べるの?
ハードウェアもソフトウェアも「ヘルプ」 をたどれば、そういった情報を取り出せるようになっています。もちろん、 「パソコンのカタログ」や「付属のマニュアルにある仕様書」などを見るのが手っ取り早いですけどね。
ハードウェア構成は、「マイコンピュータ」で右クリック→プロパティで最低限の情報は取り出せます。インターネット上でトラブル質問する場合は、正しいパソコンの型式を書き込めば、回答者がパソコンのハードウェアの仕様を調べてくれるので、型式情報を必ず明記するようにしましょう。
ソフトウェアの情報は、そのソフトのプルダウンメニューにある「ヘルプ」→「バージョン情報」でソフトの正式名称とバージョンという、最低限の情報が取り出せます。プレインストールされたソフトの場合は、パソコンの型式とプレインストールソフトだということを回答者に伝えれば、回答者のほうで仕様を確認できますので、型式情報はここでも重要です。
最低限のパソコン用語を知ろう
パソコンの構成部品と名称と役割を知っておくこと
本体(パソコンのメイン部品)・ディスプレイやモニタ(出力装置。これを本体だと思ってる人もいるが、これは単なる結果を表示してるだけの装置)・マウスやキーボード(パソコンに指令する装置)は、最低限、覚えてください。あとは「USB」という周辺機器の規格を知っておいてもらえると嬉しいかな。
最低限のトラブル対処に必要な操作を知っておくこと
リセットと強制終了の方法は必須です。マニュアル等で確認しておいてください。あとは、セーフモードで起動・再インストールを知っておいてもらえると、嬉しいです。周辺機器トラブルのためにデバイスの組み込みなどの知識を知ってもらえれば、だいたいのパソコントラブルに自分で対処できるようになります。
トラブルの名称を知る
「フリーズ」は何を意味しているかなど、具体的なトラブル状況を表す用語を知っていると、回答者に「今、どんな状況なのか」ということが的確に伝えられるため、的を得たアドバイスがもらえる可能性があります。
――より的確なアドバイスをもらうために、今の状況を正しく伝えられるための基礎知識が必要ですし、もらったアドバイスを活用するために実践的な知識が必要です。アドバイスをもらうということは他人に頼るということですが、それを生かすも殺すも、自分のパソコン知識がものをいいます。パソコントラブルを早く解決するためには、やっぱり自分の知識がなくちゃいけないので、安易に他人に頼るだけという姿勢では、いつまでたっても問題は解決しないと思います。
ネットで問い合わせるときの注意
みんな、善意でトラブル相談にみんなのってくれています。お互い、気持ちよく交流できる場を作るため、最低限の礼儀は心得ましょう。これに尽きます。うるさくいうのは嫌いなんですが、マナー違反の人があまりに多すぎるので書かざるを得ない状況です。(^ ^;) カナシイナ
トラブル回答を急かすような言葉は慎みましょう。
みんな無料で、貴重な時間を割いてくれているのに、自分の事情だけで、回答を急かす記述をするのはマナー以前の問題です。急ぐなら、サポートセンターなり、有料のそういったサポートに問合せるのが筋だと思います。
結果報告とお礼の書き込みは必ずしよう。
トラブル質問をしたら、結果報告を必ず行いましょう。そうすれば、同じような疑問を持っている人へのアドバイスにもなりますし、結果を教えないのは、回答してくれた善意の方に対して礼を失することに他なりません。結果報告と回答に対するお礼は最低限のマナーです。
違法行為のやり方を聞くのはやめてください。
不正コピーのやり方とか……けっこう尋ねる初心者の方がいらっしゃいますが、最低限、ソフトの使用許可書くらいは全部読みましょう。公共の場で犯罪行為のやり方を聞くのって、常識以前の問題だと思う。
回答者に伝わりやすく質問しよう
メールにしろ掲示板にしろ、題名に「こんにちは」とか、意味のないものを持ってくるより、「フリーズ回避について」とか、より具体的に「何を知りたいのか」がわかる題名をつけるようにするといいです。そうすれば、回答するほうも、何が知りたいのかわかるので安心です。
SOSを送る場所
メーカーのサポートセンター
一番確実にトラブル解決をはかれる場所です。基本的には無料の場合が多いですが、最近は有料でサポートをしているメーカーが増えてきました。電話がつながりにくいので、メールで問合せるのが一番いいかもしれない。
個人のホームページ
そこの管理人とか常連の人が答えてくれます。自分が聞いててわかりやすいと思うなら、そこで質問するのもいいかもしれません。その人の人柄で、聞きやすかったりするし、コミュニティサイトほど、掲示板の使い方がうるさくない傾向があるので。(笑)
メールでも質問に答えてくれますが、できれば掲示板に書き込んでもらったほうがいいかもしれない。他の人がその内容を生かせるので。
初心者のためのコミュニティサイト
トラブル質問用の専用掲示板があって、たくさんの回答者が日々チェックしているので、そういうコミュニティを利用すると、いろんな知識レベルの人がいるし、回答者が多い分、どんな質問にも、かなりの率で的を得た回答を得られます。ただ、いろんな人が交流する場なので、ネット上のマナーは絶対厳守です。ネチケットを知らない初心者なので……の言い訳は効きません。
こういったコミュニティは、ユーザーが主体となって作っているときもあれば、大手企業のバックボーンの上で成り立っているところもあります。バックボーンが個人だと善意が基本、企業ならポイント性になって、回答者に若干メリットが与えられる面もあるかな。質問する側からいくと、個人主体のとことは「よろず相談」、企業主体のところは、その企業が発売してるソフト限定なので、よりつっこんだ相談が可能。
――いろんな雰囲気があるので、ログなどを参照して、どんな雰囲気なのかを察して、自分でも「こういう質問の仕方がいいんだな」というのを感じてから、質問を投稿するようにするといいと思います。基本的には、みんな善意で困ってる人を助けようと思っているので、全然、臆する必要はないですよ!
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Last up : 05/05/2004
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