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■ ソフトについて

  パソコンを動かすプログラム(ソフトウェア)は、大きく分けて二つの種類があります。パソコンの基本的な使い勝手を決める基本ソフトである「OS」と、その基本ソフトの上で動き、基本ソフトと対をなす「アプリケーションソフト」と呼ばれるものです。

まずは、ソフト全般について

 正しくは「アプリケーション・ソフト」といいますが、「アプリケーション」とか「アプリ」とか「ソフト」とか、だいたい省略して使っているので、雑誌などでも省略された言葉で出てくるかもしれません。内容的には、目的に応じて使うソフトで、ワープロや表計算など、OS以外に私たちが日常使っているソフトすべてをさします。

<プリインストールって、なに?>  

 「プレインストール」ともいい、ソフトが最初からパソコンにインストールされているということ。昔はソフトといえば、自分で買ってインストールしていたから、「そんなことをしないでも、最初から(プレ)組み込まれて(インストールされて)いるよ」ってことで、カタログとかに明記されているわけです。

 また、「バンドル(bundle)されてる」という言い方もします。バンドルとは、「付属している」みたいな意味で、パソコンにバンドルしてるソフト=パソコンにプレインストールされているソフト、と同じ意味で使ってます。周辺機器を買ったときについてくるソフトとか、パソコンにインストールされていないけど付属してるソフトとかは、「バンドルされてる」っていう言い方のほうがとおりがいいですよね。

■ OEM(オーイーエム)版

 OEM(Original Equipment Manufacturing)ってことで、製造会社が、別の会社の依頼を受けて別の会社の製品を作ること。つまり、作ってる会社とブランド名がイコールじゃないってこと。家電全般で使われているし、パソコン業界でもハード・ソフト両面で使われているメジャーなものです。

 パソコンのソフトウェアに関していえば、コストとか技術とかの関係でOEMで作ると安くあがるけど、その反面、販売条件がパッケージ版と異なったり、ソフトウェアの使用条件(つまり、インストールに関する約束)が、パッケージ版より厳しいです。プレインストールされたソフトは全部、OEM版と考えていいでしょう。だから、プレインストールパソコンって、ソフト数のわりに、値段が安いんです。ソフトメーカーが原版をパソコンメーカーに渡し、あとはパソコンメーカーが自分のパソコンで使えるようにいろいろ手を加えて(カスタマイズだね)、動作保証済みのプレインストール済みパソコンを作ります。

 OEM版のOSは、販売も単品じゃダメで、必ずパソコンメーカーを通すかショップブランドを通すか……とにかく、ハードウェアとセット売りみたいな感じになってます。ワープロや表計算でおなじみの「Office」は、OEM版はモノクロパッケージで、プレインストールされたパソコン以外では使えません。でも、市販されてるカラーパッケージの「Office」は、デスクトップとモバイルパソコンになら、インストール可能ですから、OEM版ならではの制限を垣間見ることができます。 

 ※詳しくは、参考にしたサイトの記事をお読みください。

ソフトについての大前提

 必ずしもベストセラーソフトが使い勝手のよいソフトとは限りません。広い範囲の用途に対応するために、プログラムが大きくなって、動作が遅くなったり、いらない機能がたくさんついていたりすることがありますので。

 ソフト購入で一番いい方法は、実際にそのソフトを使ってみることです。お試し版のダウンロードがあれば、ぜひ試してみましょう。不幸にしてお試しができない場合は、やはりベストセラーソフトを使うほうが安全ですね。周りにそのソフトを使ってる人がいるだろうから、いろいろ質問しやすいので。

 ソフトの良し悪しは確かに存在します。でもそれはかなり個人差もあり、「好き嫌い」的な面が強いので、自分にぴったりなソフトを見つけていくことが重要です。なんにしても、まずは使ってみて、慣れていくことが大切です。操作方法がわかってくると、重宝なソフトだなっと見直すこともあるので。使ってみないと、良し悪しはわかりません。評判も大切だけど、もっと大切なのは、自分でどう思うかだと思うから……。

バージョンって、なに?

 ソフトにはバージョン(「版」にあたるもの)があります。新しい機能を追加するとバージョンアップして売り出すといった具合です。バグ(プログラムの間違ったところ)の訂正をはじめ小さな機能アップだと、下位バージョンがアップします。――大きなバージョンアップなら整数部分が、小さなバージョンアップなら小数点以下の数字がアップしていきます。

 ちなみに、バージョンアップのまえに、ソフト開発中の最終段階のテスト段階のときに「ベータ(β)版」とか「PR版」とかの名称で、関係者にお試しソフトが配布されます。いまはインターネットを通じて、私たち一般ユーザーもお目にかかる機会が増えました。新しいバージョンのソフトを無料で試せるのは嬉しいですが、致命的なバグが残ってる場合もあり、スリルのあるバージョンといえます。もともとが、「そのソフトの評価のために使ってみる」という、あくまで“テスト用”のバージョンだっていうことを、くれぐれもお忘れなく。

動作保障って、なに?

 ソフトのパッケージなどに、「Windows 98用」みたいな文字があると思います。これは、「WIN 98 の環境で動作することを確認しています」という意味で、基本的には自分のOSが動作保障されているものを使ったほうが無難です。でもあくまで「動作保障」というのは、「そのソフトを使っている上で動作の安定性が保障されている」 という意味なので、他のOSを使っていたら絶対使っちゃいけないってわけじゃない。

 もちろんOSの進化の過程で、下位バージョンに位置するものは論外です。ぜったい動きません。たとえば、「Windows 95用ソフト」を、Windows 3.1 で動かそうとしても、まず間違いなく動かないはずですから。でも、逆ならOKです。つまり「Windows 3.1用ソフト」を、「Windows 95」で動かす、というのはね。事実うちのパソコンは Windows ME ですが、Windows 3.1用のソフトがちゃんと動いてます。MS-DOSソフトになると、話しはちがくなりますけどね。(^ ^;)

 ただ動作保障がないということは、「きちんと機能しない場合もある」 ということなので、そこのところはお気をつけください。初心者の場合は、きちんと動作保障がついてるソフトを使うことをおすすめします。……が、フリーソフトなどは、どうしても一世代前のOS対応が多いですよね。系列が同じOSの下位バージョンが使えるなら、だいたいは動きますけどね。WIN 98で動けば、WIN MEでも動くという感じで。

DirectX(ダイレクト・エックス)って、なに?

 最近の Windows 用ソフトを見ると、「ハードウェアが DirectX○(○の部分には、バージョンの数字が入る)に対応している必要があります」みたいな記述がありますが、最近のパソコンは、最初から DirectXに対応しているので問題はありません。不幸にも対応していない、かなり前のパソコンでも、メーカーから必要なソフトを取り寄せて組み込めば対応できることが多いそうです。さらに古いパソコンだと、ソフトを取り寄せても対応できないかもしれないそうなんですが……古いと使えるソフトも限られてくるので、問題ないでしょう。

 で、この DirectX というのは、Windows の機能を拡張するプログラム(API)で、実際的には目的別にたくさんのソフトに分かれています。画像処理(二次元画像)の DirectDraw、三次元画像の Direct3D、音声は DirectSound、ネットワークは DirectPlayといった具合で、それらをひとまとめにしたものが、DirectX というわけです。

 Windows はもともと事務的な用途が強く、動きの激しいゲームは苦手でした。そのため、動画や音声(音楽や効果音)などを、いきいきと再生するための技術が要求され、DirectX というソフトが開発されたそうです。だから、ゲームとかには、DirectX が必要ですという記述が多いんですね。一応、マイクロソフト社のホームページから、最新の DirectX をダウンロードできますが、だいたいソフトに付属していることが多いので、ダウンロードの必要は少ないです。

 ※ただこのソフトは、システムに深くかかわるプログラムなので、インストールにも注意が必要です。場合よっては、パソコンが不安定になることもあります。不安定になるようなときは、DirectX のバージョンや、ドライバなどに問題があることが多いので、ご確認ください。また、DirectX を組み込んでもアプリケーションが正常に動作しないときは、最新のドライバを入手し、組み込まないといけないみたいです。何はともあれ、何かとらぶったときは、アプリケーションのトラブルシューティングなどを参照してくださいね。こうしてくださいっていうのが、書いてありますから。

アプリケーションソフトの購入形態の種類

■ パッケージソフト(市販されているソフト)

 パソコンショップのソフト売り場で売ってる、箱に入ってるやつです。マニュアル+ソフト(CD-ROMかな今は)+シリアルキーがセット売り。OSとかビジネスソフトのほか、ある特定の分野に特化した専門的・総合的な機能のアプリケーションソフトが多いです。 ソフトメーカーが作ってます。そのメーカーのホームページに行くと、体験版がダウンロードできることもあるので、試してから購入するのがベスト。 代金は数万円が相場。 なかには、ダウンロード販売をしているものもあるので、パソコンショップに行かなくても手に入ります。

■ オンラインソフト(インターネット上に流れてる(公開されてる)ソフト)

 ネットでダウンロードして手に入れる形のやつです。少人数でやってるソフトメーカーもありますが、ほとんど個人で作っているソフトが多いですね。ある用途に特化した、操作も機能も簡単なタイプが多いです。「こういうソフトがあるといいな」と思う、ちょっとしたところを可能にするソフトは、だいたいこれです。また、ダウンロードするときは、無用なトラブルを避けるため、ちゃんと「フリーソフト」なのか「シェアウェア」なのか、その境目の「○×ウェア」というやつなのか、確認してくださいね!

 ▼ フリーソフト(フリーウェア)

 無料提供されたソフトのことをさします。文字通り、無料で使えるソフトです。

 ▼ ○×ウェア

 指定したもの(こと)をお願いするソフトで……基本的には、気に入ったら「○×ください」というのが多いんですが、なかには「絶対送ってくれ(シリアルナンバーと引き換え)というソフトもあります。強制される場合はフリーソフトになるんだろうか? と思わなくもないんですが、そういう場合でも、「全部の機能を使いたいなら、○×を送ってください」みたいな感じだからか、基本的に「フリーソフト」扱いです。

 行為をお願いする、「リンクウェア」(リンクを張って)・「メールウェア」(感想のメールを送って)。対価をお願いする、「カンパウェア」(気に入ったらカンパよろしく!)・「ビールウェア」(ビール or ビール券送って)・「日本酒ウェア」(日本酒送って)・「図書券ウェア」(図書券送って)とか、ほかにもいっぱいあるようです。なかにはシェアウェア扱いのものもあったので、ソフト作者の意思を尊重してください。

 ▼ シェアウェア

 有料で提供されるソフトのことをいいますが、パッケージソフトとは少し赴きがちがいます。「試しに使ってみて、これからずっと使ってもいいなっと思ったらお金を払い、使わないなっと思ったら削除すればいい」という感じです。代金は数千円が相場。 

オンラインソフトの探し方

 自分好みのソフトを見つける手段があるかどうか――それが、パソコン初心者とそれ以上の人の大きな違いです。自分好みのソフトを見つけやすい配信サイトを見つけて、快適なPCライフをGETしましょう!

配信サイト

対応
パソコン

ソフト 便利リンク 特徴
WIN MAC フリー シェア メーカ
窓の杜     アップデート
情報
定番ソフト
絞込み型
download ASCII   メーカー製
ドライバ
定番ソフト
ずらっといっぱい
L-Internet
Resource
Center
    使えるソフトが
探しやすい
Vector PDA・携帯アプリも
DL可能
とにかく数が
豊富
ふりっぽ       数が多いが、
わかりやすい

 他にも、便利なソフトの紹介サイトなどもありますから、そういう情報を探せるようになるといいですね!

アプリケーションソフトのジャンルわけ

 とりあえず、これだけ覚えておけばいいかなって私が思う「ジャンル分け」をご紹介します。

■ 最初に知っておく、基本的なもの

 会社で使うとき、家庭で使うとき……主に「パソコンを使って仕事をするぞ」というときに使う基本的なソフト。他にも趣味で用いるというなら、音楽関係のソフトなんかもありますが、ちょっと専門用語が入ってるジャンルはこのあたり。

 ▼ 文字・数値

ワープロ  文書作成ソフト。テキストエディタでもいいんですが、一本ワープロソフトを持っていると便利です。
表計算  計算式を入力することで数値計算ができるソフト。
データベース  データを検索・整理・管理するソフト。家庭内で使う身近なものは、「家計簿」「住所録」みたいな感じですね。

 ▼ 画像・グラフィック

ペイント  「お絵かきソフト」とも呼ばれ、ドット(点)単位で色をつけることで絵を描く。早い話しが、フリーハンドで絵を描く場合は、これ。
ドロー  点ではなく線で描くソフトで、直線・曲線・円・多角形を組み合わせて絵を組み立てる。地図とか図面とか、そういうカッチリしたイラストに向いているソフトといえます。CAD(キャド:コンピュータを使って、工業製品とか建築関係とかの設計をする)ソフトはこっち。
フォトレタッチ  画像編集や加工を行うソフトで、写真とかの加工に使うソフト。

■ 使いこなそう、便利なツール・ユーティリティソフト

 快適なパソコンライフの実現の鍵を握っているのは、「自分がやりたいこと」を手助けしてくれるソフトを探し出せるか、どうかです。特にユーティリティソフトを使いこなせれば、かなり快適なパソコンライフがおくれるでしょう。目指せ中級者の登竜門ですね、ここらへんのソフトは。

圧縮・解凍  ファイルやフォルダをぎゅっと圧縮/解凍(圧縮したものを元の大きさに戻す)できるツール。私は「LHAユーティリティ32」を使っていますが、一般的には、「+Lhaca」(ラカ、と読む)などの、Lhasa の流れをくむ強化版のツールが有名です。
DLL・ランタイム  よく使う「共通のファイル集」だと思ってください。たとえば、圧縮・解凍ソフトには、「○×.DLL」が必要とか、書いてあります。圧縮・解凍ソフトや、Visual Basic のためのものとかが、よく出回ってます。
ベンチマーク  パソコンの機能を計測するソフトです。CPU・ハードディスク・メモリ・画像表示……などなど、これらの機能(速さ)を計測し、比較検討のデータを導き出してくれます。これが使えるようになれば一人前かな。(^ ^;)

 あとは、「テキストエディター」とか「キャプチャ(パソコンの画面を、画像ファイルとして保存する)ソフト」あたりを押さえておくと、さらによい。(=^^=)

ソフトを買ったら、必ずチェック!

■ ユーザー登録

 パッケージソフトやシェアウェアの場合は、必ず「ユーザー登録」をしてください。そして中身の確認。これが重要です。ほしいソフトを手に入れると、ついついソフトを動かすことに夢中になって、ユーザー登録の手続きなどがお留守になるので、特にご注意ください。メニューの「ヘルプ」から、オンラインユーザー登録のページに行ける場合が多いです。

■ READMEファイル

 パッケージソフトも、フリーソフトも、ありとあらゆるソフトを手に入れたら必ず読んでほしいのが、注意事項が書いてある「README(リードミー)」ファイル。もちろんファイル名は千差万別ですけど、だいたいみんな MS-DOS 時代からなじみのある「README(私を読んで)」という名前にしてることが多いですね。

 ここには最新不具合回避情報みたいな注意事項があるので、一読ください。フリーソフトの場合は、そのソフトの更新情報とか、注意事項・著作権についてのような文書が入っているので、何にしても、まずはじめに読むべきファイルです。

■ ソフトの開発先のホームページ

 ソフトウェアには必ずバグがあります。(断言) だから、まず、手に入れたソフトの開発先のホームページアドレス(URL)と、修正プログラムのダウンロードページをチェックし……ブックマーク登録しておくことをお勧めします。メニューの「ヘルプ」から、メーカーのホームページやサポートページに行ける場合が多いです。


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Last up : 03/27/2004
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