■ レジストリについて
パソコンが起動すると、レジストリの情報を元に必要な設定を行っています。レジストリには、Windows上で使うソフトや機器に関する設定が記録されているわけです。パソコンのシステムに何らかの更新があったとき(ソフトのインストールや、周辺機器の追加など)に、自動的にレジストリの内容も書き換えられていて、普段お目にかかることはないんですが、パソコンを支える裏方さんなのです。
レジストリについて
内容が内容だけに、レジストリが壊れると、Safeモードですら起動できなくなって、かなり致命的なトラブルが生じるときもありますが……正常に起動できると「よっしゃあ、記録するぜ」と、地道に記録を続けますので、ちょっと起動できなくなっても、レジストリを復元させると正常にパソコンが起動できるようになるというメリットもあります。(Windows NT系は毎回ってわけじゃないみたいだけど、ある特定のポイントで記録するようです)
……が、毎回毎回記録するので、レジストリがそのたび大きくなり、起動に時間がかかるようになるデメリットもあります。もちろん、アプリケーションソフトを追加・削除するときも、その記録をひたすら残します。情報を消そうという意思がないので、使えば使うほど、レジストリは大きくなっていきます。成長していくといってもいいくらい、すごいです。(^ ^;)
■ 再セットアップのおすすめ
ということで、パソコンを使っていると、月日が経つにつれ起動に時間かかり、動作が不安定になるという特徴があります。――レジストリが大きいと、読み込む情報が多いということですし、もう削除したアプリケーションの情報とかもゴミとして残っている巨大なデータベースになっているので、収集がつきません。そこで、適当なところで、「レジストリの最適化」を行ってレジストリを適度な大きさにしたり、「再セットアップ」を行ってレジストリを初期値に戻しすっきりさせたりすると、パソコンの動作が安定することがあります。
※私の十数年の経験からいうと、再セットアップをお勧めします。レジストリの最適化でも当座は凌げるんですが、安定動作を望むなら、きれいのプログラムを入れ直す「再セットアップ」のほうが、その後の動作は安定していたからです。
レジストリの正体
Windows 95/98の頃は、system.dat user.dat という二つのファイルで構成され、Windows ME では、さらに classes.dat が追加され、三つのファイルで構成されています。 バイナリ形式なので、内容を見たい(変更したい)場合は、Windows付属のツール「レジストリエディタ(regedit)」を使うか、レジストリが読めるフリーソフト(カスタマイズ系のソフト)を使う必要があります。
- system.dat:システムやハードウェアの構成などの情報。起動時に、必要なデバイスとかアプリケーションの情報を参照して、ドライバなんかが組み込まれる。
- user.dat:ユーザー固有のデータ情報。
- classes.dat:
Windowsが正常に起動すると、これらのファイルは自動的にバックアップされます。WIN MEの場合は、C:\Windows\SYSBCKUP というフォルダに、「rb***.cab」という形でバックアップされています。ふつうは5個バックアップしますが、この数を変更したいときは、C:\Windows フォルダにある「Scanreg.ini」をメモ帳などで開き、“MaxBackupCopies”の数字を変えればOKです。
※ scanreg /restore を実行したとき選べるファイルは、この C:\Windows\SYSBCKUP に保存されてる「rb***.cab」です。
レジストリの最適化ツール:scanreg
Windows 98/MEでは、MS-DOSコマンドで「scanreg」(レジストリの最適化や復元ができるツール)が用意されています。詳しくは、「scanreg /?」(コマンドラインヘルプ)をご覧ください。
- [修復] scanreg /fix 実行後→ scanreg /opt
- [復元] scanreg /restore
MS-DOSモードで実行するので、MS-DOSモードで再起動して実行してください。その後、上にあるコマンドを打てばOKです。
- WIN 98:「スタート」 →「Windowsの終了」→「MS-DOSモードで再起動する」を選ぶ
- WIN ME:起動ディスクで立ち上げ、DOSモードにしてください。
※WIN MEの場合は、「スタート」→「ファイル名を指定して実行」で、コマンドを直接打っても大丈夫みたいなことが、カスタマイズ系の情報サイトで書いてありました。なおその場合は、コマンドの後に「w」を入れます。つまり、scanregw /restore みたいにです。じゃ、「MS-DOSプロンプト」でもいいのか? と思ってやってみたら、次の日、起動しなくなりました。(^ ^;) 起動ディスクを使うか、「ファイル名を指定して実行」でコマンドを打ったほうが安全かもしれません。(もしかしたら、関係ないかもしれないけどね)
■ トラブル解決情報
パソコンが起動しない or セーフモードでしか起動しないような場合、 「レジストリの修復 or 復元」で、直るときがあります。 レジストリをいじったあとに起動しないときは、一度、セーフモードで起動して、何もしないで再起動させると直っていたりします。試してみましょう。
▼ レジストリの修復・復元 方法
Windows 98/MEでは、MS-DOSコマンド scanreg で修復・復元可能。Windows 95にはこのコマンドがないので、 「Windows95 ファーストステップガイド P103〜104」の記述を参考に、MS-DOSコマンドを駆使して復元してみてください。Windows 2000の場合は、「システム修復プロセス」を実行すると修復できるようです。詳しくは、参考にした「Windows.FAQ」の記事をお読みください。 もちろん、Windows ME/XPの場合は、「システム復元」でも、あるポイントでのレジストリは復元できます。方法はいろいろあります。
なお、レジストリをいじった後、「窓の手」などの“カスタマイズ系のフリーソフト”の動作がおかしくなったら、ソフトを入れなおしたほうがいいです。一度アンインストールして、再度インストールということです。とりあえず、私のパソコンでこういうエラーが起こりました。アプリケーションソフトの動作がおかしいとき、一度ソフトを入れなおすと、けっこう直ります。
レジストリの変更
レジストリを自分で確認・変更したい人のために、レジストリを編集できるツールが用意されています。もちろん、レジストリを編集するフリーソフトもあるので、そちらを使っても可。
ただ、ここの内容を不用意にいじると、Windowsが起動しなくなる可能性が高いので、よくあるマニュアルには「レジストリをいじる場合は、上級者用のマニュアルをみてやってね」という警告文のようなものが付加されて、こわさをかもしだしてくれています。 もし起動しなくなったら、レジストリを修復・復元しましょう。
< レジストリのここがこわい (^ ^;) >
操作が難しいから怖いというのではなく、万一、不必要なところをいじると、復旧が、かなりめんどくさい。しかも、「こっちを確認して、向こうも確認して……」と、どこを確認すべきか――という、けっこうややこしい知識も必要になります。初心者には酷な話しです。
ということで、私個人としては、何かトラブルがあって、レジストリをいじるくらいなら「再インストール」をおすすめしています。そっちのほうが手っ取り早いし、のちのトラブル発生度も低いですし。
■ regedit(Windows付属のレジストリエディタ)
WIN 95/98/ME/NT/2000/XPすべてで使えるようです。起動方法は、ファイルを直接呼び出すか、DOSコマンドで起動するかです。レジストリエディタが起動します。- 「スタート」→「ファイル名を指定して実行」で、Regedit と打つ。
- コマンド(MS-DOS)プロンプトで、Regedit と打つ。
■ regコマンド(WIN XP)
起動方法は、コマンドラインで直接操作します。コマンドを使って直接いじくれますので、スクリプトと組み合わせたりすると便利かもしれない。長いレジストリパスをいちいち入力しなくちゃいけないのがめんどいですが、省略されたパスを使用できます。レジストリの構造の( )で示されてるのが、その省略形です。
レジストリの構造
レジストリキーと呼ばれる、6つのメインキーがあり、それぞれが与えられた情報を管理しています。すごく簡単に書くと、こうなる。詳しい内容は、参考にしたホームページで勉強してください。私は用語しか知らないので。 (^ ^;) キカナイデ
▼ HKEY_CLASSES_ROOT(HKCR)
拡張子と関連付け・アイコン・OLEなど、ファイルに関する情報。
▼ HKEY_CURRENT_USER(HKCU)
ログオンしてるユーザー固有の情報。起動時に「HKEY_USERS」の情報から、現在ログオンしようとしてるユーザーの情報だけピックアップしてコピー。 アプリケーションの個別の設定とか、コントロールパネルとかが、ここ。
▼ HKEY_LOCAL_MACHINE(HKLM)
その、パソコンのすべての情報――すべてのユーザーに共通する、パソコンシステムの全ハードウェア(ドライバとかプラグ&プレイ)とソフトウェアの情報。 Windowsの基本設定も、ここ。
▼ HKEY_USERS(HKU)
各ユーザーごとの設定情報と、デフォルト(初期状態)のWindowsの設定情報。パスワードとか、各コントロールパネルの変更した設定とか、そういうの。
▼ HKEY_CURRENT_CオンFIG(HKCC)
現在のハードウェア(ディスプレイ・プリンタとか、いろいろ)の設定情報。システムのプロパティの「ハードウェア環境」は、ここを見ている。
▼ HKEY_DYN_DATA
(Windows95/98/Meのみ)保存してる設定情報じゃなく、動的な情報を記録するところで、一風かわっています。マシンのハードのデバイス情報(障害)とか、パフォーマンスとか、プラグ&プレイ機能も関わっているそうです。動的なので、Windows起動中に、その状態に合わせてWINDDOWS自身が内容を更新していきます。触ると危険なので、見るだけにしましょう。Copyright (C) 2000-2005 Makiko Kudoh.
Last up : 05/07/2004
URL:http://www.causu.com/terakoya_reg.htm