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■ OSについて


 すみません。私のベースにある知識が、いまだにMS-DOSなもので、説明にMS-DOSを使っちゃいました。(^ ^;)  でも、大まかな点を確認するだけなら問題ないので、さらっと読み流してください。

OSの仕事とは?

 OS(オーエス:Operating System )とは、一言でいってしまえば、コンピュータのハードウェア全体を管理するプログラム群といったところ。OSがないとパソコンは起動もできないほど、基本的な働きを担っております。基本的な事柄はすべてOSの仕事といっていいかもしれない。でも一番身近な働きは、やっぱり翻訳家という面でしょうか。パソコンは機械語(0と1の羅列のデータと思ってください)しか把握できないので、OSがいないと私たちとコミュニケーションもとれません。

■ MS-DOS を例にとって……

 実際の仕事としては、「メモリとディスク間のデータやりとりの管理」「周辺機器の間で流れるデータのコントロール」「ディスクの中のファイル管理」などが代表的です。私たちが直接OSに指示を出すときは、「コマンド:命令」を出して使うことができます。三つの基本的なプログラムが、それらの仕事の重要な部分をこなしています。

 …といったところです。ちなみに、ms-dos.sys と io.sys は、MS-DOS 本体にあたるもので、システムファイルと呼ばれています。勝手にいじられて動かなくなるといけないので、操作することはもちろん見ることもできないような属性になっている、念の入れようです。

 とにかく、私達がワープロを使ったり、絵を描いたり……といろいろ使いたいときに使用するアプリケーションソフト。このソフトを動かすために必要な基礎部分が、OSって感じかな。OSがないと、何のソフトも使えないくらい、重要なものだよって覚えておいてもらえるといいんじゃないかな。

OSの進化の履歴

 なぜOSは進化する必要があるのか? といったような、各OSの機能面での詳細は下記を参照いただくとして、ここでは簡単に、ここ二十年のOSの進化を振り返ってみます。

■ OS進化の概観(「Windows」について)

 Windowsが登場する前の時代。IBM系のパソコン・Macintosh系のパソコンで使われていたOSがMS-DOSです。その後、MACは、MAC OSというものを使うようになったと聞いていますが(いい加減な知識です(^ ^;))、IBM系のパソコンは「Windows」というOSに発展していくことになります。

『日経パソコン』の記事を参照してつくった、OS進化履歴表
MS-DOS系 MS-Windows系(95系) Windows XP 2001年
MS-DOS(Ver.1.0→2.11→3.10→3.21→(3.30)3.3A・3.3B・3.3C・3.3D→4.0?→5.0・5.0A→6.2)

(私の記憶の限りでは、NEC「きゅーはち」仕様のものは、こういう進化でしたが……)

Windows(1.0(1985年)→2.0/386(1987年)→3.0(1990年)→3.1(1992年)→3.1A ↓
Windows(95(1995年:)→ 98(1998年)→Millennium(ME:2000年)
MS-DOS とは無関係に発達 Windows(NT系)
Windows(NT3.1(1993年)→NT3.5(1994年)→NT3.51(1995年)→NT4.0(1996年)→ 2000(2000年)

 MS-DOSという初期のOSから発展したのが、MS-Windowsを経て、個人ユーザー用のOSとして定着したWindows95→98→MEと展開。使い勝手優先のOSで、安定性やメモリ管理能力のなさなど、機能面では残念ながら課題が多いです。そのため、企業向けのOSということで、MS-DOSとは関係なく、まったく白紙の状態から、Windows NT→2000は作られました。安定性など評価はわりと高いです。そして2001年には、二つのWindows(一般に、95系(WIN 95/98/ME)と、NT系(NT/2000)と呼ばれています)の、利点を生かし・弱点をなくすということで、Windows XPが作られましたが、技術的には、XPはWindows 2000の後継で、95系はWindows ME で終わっています。(^ ^;)

 ※なお、中級者向け(もうちょい詳しい意味を知りたいとき)は、「@IT」 “Windows 9x or Windows 2000?” の一連の記事がおすすめです。

歴代OSの機能と、パソコンを取り巻く環境

MS-DOS(エムエス・ドス)

<機能>

 Microsoftが開発した8086系CPU用のOSです。初期バージョンのMS-DOS Ver1.0 が1981年に発売されました。現在のMS-DOSの基本的な機能は、Ver.2.xにおいてほぼ実現され、その後、Ver3.1の頃に16ビットFATが追加され、Ver3.2で 3.5インチFDDのサポートが追加、Ver3.3でハードディスクの拡張パーテーションのサポートをして……それでもサポートが足りなくて、Ver4.xで大容量のハードディスクのサポート。その後、Ver.5.xで DEVICEHIGH のサポート・メモリマネージャの拡張と「メモリ系の充実」を図り、ラストバージョンのVer.6.xで、DoubleSpace(HD圧縮)・ディスクユーティリティの追加なんかの機能的な拡張……と続いてきました。ちなみにラストバージョンは、MS-DOS Ver 6.2です。(参考文献(インターネット):「アスキー デジタル用語辞典」MS-DOSの項)

 MS-DOSは、各メーカーごとに個別のものが用意されていました。これは、機械ごとのハードウェアの環境(BIOSとか)にあわせて作ったからです。コマンド命令とかの使い方はおんなじなので誤解されやすいんですが、たとえばNECのDOSを、IBMで動かそうとしても動きません。メーカーが異なるパソコンだと互換性がかなり低い……って感じの頃です。

<環境>

 DOS上で動くアプリケーションは一つを動かしたらそれしか動きません。同時に何個もソフトを動かすといったようなことは無理でした。ハードディスクが標準装備されていない時代が、〜Ver3.3の頃で、このあたりを境に、ハードディスクが標準装備されて、フロッピーでは動かせないソフトが登場しはじめました。で、ハードディスクはどんどん容量が大きくなっていき、ハードディスクのサポート機能のためにOSを買い換える必要なんかもありました(ここらへんの状況は、WIN95から、98に乗り換える必要に迫られた状況とよく似ていますね。(^ ^;))。

 また、当時はハードディスクが標準装備じゃなかった関係で、MS-DOSを個別に買う必要があり「OSを自分で買っていた」時代です。今はパソコンを買えば、OSがプレインストールされていますが、当時はハードディスクを増強して手に入れていたのでプレインストールなんかされていなかったんです。その後、DOSもバージョンがあがっていくと同時に、ハードディスクも標準装備になってきたので、OSだけはプレインストールされるようになりました。


< OS/2(オー・エス・ツー) >

 当初、IBMとMicrosoftが一緒に開発した32bitOSで、MS-DOSの次世代OSとして開発されましたが……Microsoftが途中で開発から降りて、Windows路線に走りました。一応、OS/2ということで、IBMが開発を続け発売して、けっこう評判のいいOSでした。Microsoft製のものよりいいっていう評判を聞いたことがあります。今でも企業で使われているらしいです。


MS-Windows(エムエス・ウィンドウズ)

<機能>

 Microsoftが開発したMS-DOSの後継OSで、DOS/V もPC98も同じ「Windows」として一本化、マルチタスク機能のはしりも実現し、操作性はかなりアップしたんですが……実はOSと胸を張れないんです。だってこれ、MS-DOSがないと動かない。(^ ^;) 初期バージョンの Windows 1.0 は1983年リリースだそうですが、日本では 1992年発売の Windows 3.1 によってかなり普及しました。日本で最初に普及した「Windows」といわれています。最終バージョンは Windows 3.1Aです、たぶん。

<環境>

 私の個人的な感想は、ソフトウェア・ハードウェアとも、その進化がちぐはぐだった一番の時代じゃないかな。ハードウェアの進歩は目覚ましく、この頃には32ビット処理が可能なパソコンが出荷されていたんですが、Windows 3.1はMS-DOSの上にかぶさってる関係で(MS-DOSの構造上の問題から16ビット処理しかできない)32ビット処理は実現不可能。かと思えば、ソフトウェアの進化が目覚ましくて、巨大ソフトがばんばんできて、フロッピーで30枚とか……今までは多くてフロッピー5枚って感じだったのが……いきなり巨大になりましたからね。

 パソコンはまだ高価で買い替えなんかできないから、ハードディスクを増強したり……メモリもEMSを増強しないとソフトは動かないし、なんかやたらとお金がかかった時代です。(^ ^;) パソコン(本体)高い。ソフト高い。周辺機器代はばかにならない。そうさ、おいらは、買う時期が早すぎたのさ♪ とヤケになったのは、Windows 95が発売されて、パソコン安い、ソフト安い、周辺機器は標準装備という感じにかわったからです。

Windows(95系/9X系) (ウィンドウズ (きゅうじゅうごけい))

<機能>

 Microsoftが開発したOSで、MS-Windowsの流れを組む、個人向けの使い勝手重視のOSです。一番のセールスポイントは、もはやMS-DOSがなくても動く完全なOSだということ――やっと、32ビット処理が実現されました(カーネルは16bitだけどね)。Windows 3.1に比べ、マルチタスク機能もよくなったし、Plug and Play機能をはじめとするハードウェアの接続の手助けをはじめ、プロパティ機能やコピー&ペーストをはじめとするマウス機能の向上など操作性の改良は素直に「すごいなー」と思いました。バージョンの表記も発売年になりました。ま、メモリ管理能力が全然なくて「フリーズ」するのが宿命のOSなんですけどね。(^ ^;) でも、MS-DOSやWindows 3.1版の古いアプリケーションソフトも使うことができるOSです。

 ▼ Windows 95(ウィンドウズ きゅうじゅうご)

 ブラウザソフト(Internet Explorer)を標準装備した結果、インターネットの爆発的普及に貢献。FATは16だけど、Windows 3.1 の頃よりファイルシステムとしては強化されたので、255文字までの長いファイル名が扱えたりと、違いをみせています。とはいえ、FAT16のために、ハードディスクの管理能力は2GBが限度。ちまたでは13GBのハードディスクが売り出されたりと……力不足の面が表面化。周辺機器の規格でUSBが登場し、これもWindows 95は正式サポートしてないし……。やっぱり動作が安定してないし……。ってことで、1996年にOSR2(オーエスアールツー)版が発売されましたが、記憶の限り、WIN 95 OSR2 は、パッケージ版は市販されず、OEM 版でしか手に入らなかったような気がする。

 95系OSの古いWindowsのバージョンです。終了するときは、「コンピュータの電源を切れる状態にする」を選びますが、これを選んでも「電源を切る用意ができました」みたいなメッセージが表示されるだけで、本体のスイッチを手動で切る必要があります。ご注意を!

 ▼ Windows 98(ウィンドウズ きゅうじゅうはち)

 OSR2版でもやっぱり動作が不安定なので、それらの欠点の強化。FATが32になり、ハードディスクの管理能力は2048GBに上昇。USBも完全対応。インターネット関連も機能強化に励み、TCP/IPサポートの拡張をはじめ、けっこうちょこまかやってます。1999年には、改訂版のSecond Edition(セカンド・エディション)も発売。Windows 98SEが、私が思うに、95系で一番いいバージョンです。

 95系OSで一番普及しているバージョンです。動作の安定は、Windows MEより優れています。(^ ^;)  まあ、NT系OSには負けますけどね。使い勝手重視なので、安定性がないのが……95系OSの宿命ですから。

 ▼ Windows ME(ウィンドウズ ミー)

 より家庭用のOSにふさわしくなるべく、ゲームとかマルチメディア系の機能を強化と、簡単にできるシステムの復元とかの機能が追加された Windows 98 Second Edition の後継OSという位置付け。初心者向けのOSなので、中上級者は Windows 2000 を使ってくれといわれた、いわくつきのバージョンです。そう、メモリを食うんです、これ。(^ ^;) おかげで「フリーズ」の嵐で、安定性なんかあるのかよって感じ。

 95系OSの最後のバージョンです。MS-DOSと決裂したので、MS-DOSモードでの再起動ができなくなりました。それに、「Windwos 終了メニュー」でショートカットキーも使えないし、Windows 95/98と違って、三角印をクリックして終了種類を選ぶ形になりました。

Windows(NT系) (ウィンドウズ(エヌティーけい)) 

 Microsoftが開発したOSで、MS-DOSとは関係なく、まったく白紙の状態から作られたため安定性やメモリ管理などに定評のある、完全な32bit OSです(カーネルも32bit)。95系とは「カーネル」と呼ばれる、基本ソフトの中核部分(メモリ・ファイルの管理・ソフトや周辺機器の動きの監視など)が違うらしい。

 ▼ Windows NT(ウィンドウズ エヌティ)

 1993年に初期バージョンのVer.3.1が登場。まだ Windows 95 が登場する前なので、32ビットOSは、NTだけでした。1996年には、Ver.4.0が登場し、WindowsNT Server(ドメインサーバ用)と、WindowsNT Workstation(クライアント:普段使うパソコンってこと)に分かれ……みるからに企業向けのOSというのはわかります。

 ▼ Windows 2000(ウィンドウズ にせん)

 NTの後継の企業向けのOSです。NTは悲しいくらい操作性が悪かったですが、このバージョンでは使いやすさにも配慮されていて、個人用としても使える感じに仕上げているようです。個人で使うなら、Windows 2000 Professiオンal(クライアント)、あとは完全に企業向けで、サーバー用のものが三種類(Windows 2000 Datacenter Server/Advanced Server/Server)出ています。

 名前が2000なのは、構想段階では、Windows 98の後継OSとしても考えていたからでしょう。要は、XPみたいな感じ仕上げる予定だったらしい。最後に、こんな情報を見かけました。

 「なお、ウィンドウズ95や98から2000へバージョンアップすることも可能だけど、これはあまり推奨されていない。自分のパソコンが2000に対応できるかの判断が難しいし、上書きインストールすると問題が出ても95や98に戻せない。95や98が組み込まれたパソコンはそのまま使って、ウィンドウズ2000を使いたい場合は2000が組み込まれたパソコンを新しく買う方が無難だ。」
「PC View 用語解説」 からの引用です。

 ▼ Windows XP(ウィンドウズ エックスピー)

 Microsoftが開発したOSで、意味的には95系とNT系の後継、技術的にはNT系の後継OSという位置付けです。NT系のカーネルを使うことにより高い安定性を保ちつつ、操作性と使い勝手も考え、初心者にも優しいOSとして作っているらしいです。そのかわり、高機能パソコンじゃないと使えないという面もあります。XPの利用条件は、CPUは300MHz以上を推奨で、メインメモリは128MB以上が望ましく、ハードディスクの空きが1.5GB以上が必要とのこと。でも、これは最低ですから、快適に使いたいならもっと条件はきつくなります。私が思うに、特にメモリは、惜しげもなくたくさん積んだ分だけ快適になると思います。

 このXPとは、experience(ユーザー体験)という意味で、ブロードバンドと常時接続という新しい環境を十分に生かせるOSを目指しているそうです。ADSLへの対応やファイアウォール機能搭載、それに、パソコンの不具合もネット接続した他のパソコンで調整できたり、テレビ電話機能、不正コピー防止機能など、新しい時代の要請に応えるOSの走りといえるでしょう。

 個人用には Windows XP Home Edition、企業用は Windows XP Professional と分かれていますが、Professional 版からいくつか機能を制限したものがHome Edition版になります。そのせいか、個人でもProfessional 版が人気です。他にも、Windows XP 64bit Edition という、ワークステーション向けのバージョンもあります。

<画面デザイン(操作性スタイル:GUI) >

 XPでは、見た目も今までのWindowsと異なり、Windows 95 以来の大幅変更。標準インターフェース……つまり、買ったばかりの状態を「Luna(ルナ:Whistler Style) 」といいます。このスタイルが使いにくい人は、以前のインターフェイスに戻せます。これを「クラシック」といいます。

 ▼ 開発コード「Longhorn(ロングホーン)」

 MicrosoftがXP後継OSとして開発に着手しているOSです。ビジュアルに力を入れてるそうで、リリースは2005年と、マイクロソフトの幹部が名言したそうです。(ベータ版は、2004年に出すみたい) ま、その時期が近くなったら、情報が飛び交うと思いますが。(参考文献:インターネット「ZDNN:ビジュアル強化の次期Windows、2005年に正式リリース」ZDNet News ホームページより)

OSを最新のものにしたほうがいい理由とは?

 パソコンの性能(ハードウェア)と、OSの管理能力(ソフトウェア)は、切っても離せない「まさに一心同体!」という関係にあります。OSのバージョンアップは、周辺機器の管理能力のアップ、インターネットへの対応など……時代が要請した新しい技術をいかに実現するかの強化ですから。

 具体例としては、上記にある「歴代OSの機能と、パソコンを取り巻く環境」を参照ください。他にも、トラブル回避のためのドライバの更新――周辺機器をコントロールするドライバは、バグ(プログラムの誤り)や機能強化に日々励み、トラブルを少なくするため新しいドライバを提供してくれてるんで、新しいものを使ったほうがスムーズに動くだろうって感じ――など、いろいろ意味があります。

■注意事項  

 MS-DOS でも Windows でも、ともに注意してほしいのが、「バージョン」です。というのは、MS-DOSの時代だと、バージョンによって提供されているコマンド(命令)に変化があるし、Windowsの時代だと、バージョンによって「コントロールパネル」の設定項目とか、アクセサリとして提供されている付属のプログラムなどに、違いがあるからです。

 使用しているOSによっては、そのOSを使っているからトラブルが起きるんだ……とか、ありますから、誰かに相談するときは、何のOSを使っているかという情報も、一緒に伝えたほうが原因究明は早くなると思います。具体例をあげると、性能が一昔前のパソコンで、Windows MEにアップグレードさせたら、フリーズの嵐でしょうね……。メモリの食い方がちがいますから。このように、自分のパソコンの性能にあったOSを選ばないと、あとでひどい目に遭います。みなさん、ご注意くださいね!

 要は、ハードの性能アップ・ソフトの性能アップの兼ね合いから、そのパソコンに一番あったOSを選ぶ。そうしないと、パソコンの性能を十分引き出せないって感じですね。背伸びしても、役不足でもいけない。自分が「こんなふうに使いたい」というのができるパソコンにするのが一番ですから!


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Last up : 05/07/2004
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