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■ メモリについて

  CPU と メモリ の構成で、パソコンの性能の、大部分が左右されます。どちらも単純に数値だけ比べるのではなく、全体のバランスとして考えないと、本当の意味で、性能を引き出すのは難しかったりします。奥が深いです。

メモリって何?

 Memory(メモリ)というのは、本来は記憶装置全部を指すんですが、私たちがイメージする「メモリ」は「メインメモリ」と呼ばれている、コンピュータシステムの構成(役割)からいうと、作業の舞台になったり最重要な心臓部を構成しているメモリのことです。材質は、ICという半導体です。つまり、CPUと同じ材質で作られています。

 メモリには、大きく、「RAM」と「ROM」という二種類があり、それぞれ特徴と用途が異なります。ですが、私たちが普段「メモリ」と呼んでいるのは、「RAM(DRAM)」を指していることが多いです。ということで、カタログを見たときに覚えておいたほがいい基本的な知識だけ知っておけば、不都合はありません。もうちょっと詳しいことが知りたい人のみ、以下のメモリの種類の説明をお読みください。

メモリの種類

 電源が切れたときに、記憶していた内容が消えるか消えないかで、二種類に分かれます。専門的な用語だと、「揮発性(きはつせい):電源を落とすと内容が消える」・「不揮発性(ふきはつせい):電源が落ちても内容を保持する」と、よく説明されています。

■ RAM(ラム)

 RAM(Random Access Memory)は、揮発性半導体メモリで、電源が消えると内容は消える特性をもちます。字のごとく、ランダムに記憶された内容を読み込んだり書き込んだりできるもので、パソコンの作業台として使っている、私たちが「メモリ」と呼んでいるのは、これです。

 RAMの中でも、また二種類に分かれます。リフレッシュと呼ばれる再度読み込みが必要な「DRAM(ダイナミックRAM)」と、リフレッシュ不要の「SRAM(スタテックRAM)」です。ICメモリを使用している関係で、リフレッシュ(refresh)が必要になるんですが、もっと詳しい構造が知りたい場合は、デジタル用語辞典とか、基本技術者試験あたりのテキストを立ち読みしてください。

 DRAM が、私たちが「メモリ」と呼んでるやつです。SRAM はキャッシュメモリってことで、CPUとメモリの間に入って処理効率をあげています。CPUの仕様書にある、一時キャッシュ・二次キャッシュってやつです。 

■ ROM(ロム)

 ROM(Read Only Memory)は、不揮発性半導体メモリで、電源が消えても内容を覚えておくことができます。基本的には、字のごとく、読み込み専用なんですが、一応、書き込みも行えるものがあります。でも、あくまで、読み込み専用で使うような用途で使われます。プリンタの書体(フォント)とか、BIOSのプログラムとか、普段は書き換える必要がないものを記録するところです。

 マスクROMは、メーカーのみが書き込めるって感じで、製造段階で書き込みしたら、その後の書き込みや消去はできないタイプ。

 PROMにも二種類あり、PROMは、内容の消去はできないけど、EPROM なら内容の消去も書き込みも可能です。だから、BIOS のプログラムとかは、EPROM とかフラッシュメモリとかに書かれていることが多いです。

メモリの増強

 パソコンを買うときや、パソコンの動作が遅くてメモリ増強を考えているときは、実はチェックすべき点が多くあります。直販や自作パソコンでもない限りは、知識を積むより、自分の感覚を信じたほうが、嫌にならずに済みます。(T_T) ま、値段が高い=性能がいい、という法則は成り立っているので、ある程度、値段で判断つきますけどね。

■ パソコンを買うとき

 パソコンがたくさん展示してあって、自由に使えるお店に行って、このくらいの速さがあればいいかなっと思うパソコンを買いましょう。CPUやメモリ搭載量が同じでも、実は処理スピードに差があるんです。カタログでそれを見分けるには、けっこう知識を要求されます。

 メモリの種類が何なのか(RDRAM・DDR DRAM・SDRAM なのかってこと)、メモリバスはどれくらいなのか(同じ種類なら、MHz値が大きいほうが速い)とかは初心者でもわかりやすい点なので、チェックするのもいいかも。自作するなら、メモリの細かい仕様書に目を通して、トータル的にチェックしないと、思い通りのパソコンにはならないと思う。チェック点がいっぱいあるから。

■ メモリ増強をするとき

 まず先に、OSが何なのか、ハードディスクの空き容量は十分あるのかという点を確認したほうがいいです。OSが95系なら、NT系に変えたほうが意味あるし。WIN MEで、メモリを256MBにあげるより、WIN XPに変えたほうが意味あるし。(その上で、メモリを512MBにすると更によいかも) 95系OSでは、256MB以上メモリを積んでも、あんまり意味ありません。OSのメモリ管理能力からいって、そんなもんです。

 ハードディスクの空き容量が少ないと、パソコンの動作は目に見えて遅くなります。確かに、メモリ容量が少ないと、ハードディスクの空いてるスペースを利用してOSは動くので、処理スピード的に遅くなる反面もあります。だから十分なメモリを積んだほうが、速度が速くなるのも事実です。でも、パソコンはシステムです。いろいろな装置の合体した形でバランスで動いています。メモリをいくら積んでも、ハードディスクの空き容量が、全体の10%を切ってたら、パフォーマンス(性能)は落ちると思います。

 あとは、自分のパソコンにあったメモリを買うこと。対応してないメモリを買っても、メモリとパソコンを壊すだけです。パソコンメーカーの増強メモリは価格は割高ですが、動作確認をきちんととっているので安心です。周辺機器メーカーが出してる汎用のメモリは、自分のパソコンで動作確認済みのものを買えば問題ありません。

 実際のメモリの増強は、カバーを外して、メモリスロットのところにカチッて挿すだけ。アルミのドアノブとかで静電気を放電したあと、メモリを持つようにすると泣きをみずにすみます。精密機器なので、取り扱いは慎重に。一度チャレンジすれば、二回目からは楽勝です。

選ぶ際の詳しい説明

 ▼ メモリの大きさ(容量)

 メモリが大きければ大きいほど、作業机が大きくなるので、パソコンが快適に動きます。CPU(より正確にいうと、チップセットも関わるが)やOSの性能によって、どこまでメモリが大きくできるかが決まります。パソコン購入時には、どれくらいのメモリが搭載されてて、将来的にどれくらいまで増強できるのかを確認した上で買ったほうが無難です。

 また、高性能なCPU・OSなどの場合、メモリ容量を削ると、せっかくの高性能機能をフルに発揮できません。パソコンの価格を下げるために、メモリ搭載量を削ることがあるので、特に気をつけてください。Windows XPを使う場合は、メモリを有り余るくらい積んでおかないと泣きをみます。最低でも、256MBは乗せてください。(512MB以上が、本当はいい)

 ▼ メモリの性能

 データ転送速度が一番の目安です。これは、メモリの種類によるんですが、DRAM の規格というか種類の特性により、ピンきりです。チップセットやCPUに何を選んだかで、どのグレードのメモリが使えるかがある程度決まってしまいます。CPU(っていうか、チップセット)の性能がいまいちなら、いまいちのメモリしか使えないんです。現状では、スピードは一般的に次のような順です。

  1. RDRAM:今のところ、一番高速です。
  2. DDR SDRAM:SDR SDRAM の2倍の速度です。
  3. SDR SDRAM:ちょっと前の主流でした。今では遅いものになってます。
  4. EDO DRAM:更に前の頃で、CPUがペンティアムの頃です。要は、SIMMのころのやつ。

 ※ベンチマークの結果を見ると、必ずしもRDRAM が一番じゃないときもあるんですが、総合的に見ると、こんな順番になるようです。

 それぞれ、バス幅やバス帯域(1秒間に転送可能なデータ量。当然数値が大きいほうが速い)、動作周波数(コアクロック)などなど、いろいろな種類のものが出ていて、もう訳わかりません。とにかく、自分のパソコンで使えるメモリを買わないと意味がないので、心して、対応表を確認したうえで購入ください。あとは、「ECC機能(メモリエラーの自動検出・エラー訂正機能)」がいるかとか、かなり古いメモリ(SIMMの頃)だと「パリティ機能」がいるかとかで、値段に差が出ていました。

 【Direct RDRAM (ダイレクト・アールディーラム)】

 別名、DRDRAM とも言われますが、「PC600(600MHz)」「PC700(711MHz)」「PC800(800MHz)」「PC1066(1066MHz)」の4種類が規格化されています。tRACは、数値が小さいほうが高速です。ちなみにこれには、CL値は存在しません。蛇足ながら、RIMM のバス幅は DIMM よりも狭いんですが、その分、バスクロック(データが流れる速度)が速いので、トータル的にRIMM のほうが速度は速くなります。

 【DDR SDRAM(ディーディーアール・エスディーラム)】

 Double Data Rate ということで、2倍速という意味です。CPUの外部クロックの2倍の速さでデータ転送するので、従来のSDR DRAMに比べて性能がいいです。CL値は小さいほうが高速です。「PC1600(CPUのFSB:100MHz/Data Rate:200MHz)」「PC2100(CPUのFSB:133MHz/Data Rate:266MHz)」「PC2700(CPUのFSB:166MHz/Data Rate:333MHz)」「PC3200(CPUのFSB:200MHz/Data Rate:400MHz)」の4種類があります。

 【SDR SDRAM(エスディーアール・エスディーラム)】

 Single Data Rate ということで、1倍速という意味です。CPUの外部クロックと一緒に動く(同期)ので、CPUのFSB値 66/100/133Mhz用に、3種類あります。いわゆる「PC66」「PC100」「PC133」っていう区別です。CL値は小さいほうが高速です。SDRAM とだけ書いてある場合は、こっちです。DDR SDRAMが出てきたので、区別するために、SDRという枕詞を乗せただけです。(^ ^;)  

 ※SDRAMというのは、「Synchronous Dynamic Random Access Memory」で、Synchronous(同期)する、DRAM(ダイナミックRAM)という意味です。

 ▼ メモリ・モジュール

 半導体メモリ・チップを一枚の基板にして、扱いやすく、増設も容易にし、さらにメモリの実装密度も高めるといった優れものです。実際にメモリを増強とかするときに、メモリの形状がどうなってるか……というか、どういう形のメモリなら組み込めるかの目安みたいなもんです。

 ※詳しくは、参考にしたサイトの記事をお読みください。写真と説明つきで、すごく便利です。


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Last up : 03/27/2004
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