■ ISDN(デジタル)について
特徴
ISDN(アイエスディーエヌ)とは、「総合デジタル通信網(Integrated Services Digital Network)」の略で、一昔前に、かなり脚光をあびた接続でした。一般の電話はアナログ。パソコンはデジタル。だから、一般の電話を使うときは、パソコンのデータをアナログに変換する「モデム」を使っていたわけですが、この通信方法では、電話のほうのアナログをデジタルにしてしまえ! というタイプです。デジタルなので、雑音に強く、高品質という売りもあります。
しかも、1回線で2回線分として使えるので、インターネットをしながら電話も使え……さらにインターネットへの接続も少し速くなるデジタル方式の電話回線。プランによっては、新規加入の場合、一般の電話では必ず必要な、あのべらぼうに高い「加入負担金(\72,000)」を一気に取らず月々の基本料を割高にしてくれるというおまけもあったので、けっこう普及しました。料金が定額制というのも、当時珍しかったため、そっちの面でも注目を浴び、怒涛の勢いで加入者を増やしたいきさつがあります。――時間を気にせずインターネットに接続できる、初期の頃の接続の代表です。
| メ リ ッ ト:定額料金で安心。利用者を選ばないので、誰でも選べる。 |
| デメリット:今のご時世だと……全体的にみて、速度のわりにはお金がかかる。 |
■ MP(マルチリンク・プロトコル)について
ISDNの送受信は64Kbapsですが、2回線を同時に使う方法「MP」だと128Kbpsまで高速化が可能です。でもこれには、TAやダイヤルアップ・ルーターの説明に「MP対応」となってないとだめだし、プロバイダー側(アクセスポイント)もMPに対応していないと利用できないそうで……しかも残念なことに、現在、対応しているアクセスポイントは、あまり多くないそうです。つまり、あんまり意味がないというか何というか……。(^ ^;)
■ 問題点と解決状況
ISDN回線の利用集中のため、インターネットへの接続ができない・速度が遅い、などの苦情が一時期多かったですが、最近は聞かなくなりました。ADSLなどの台頭などにより、以前より利用が集中しなくなったんでしょうか? もうこの問題はクリアしたのかな??
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<追記> 以上の説明は、ISDNでも、NTTが提供している「INSネット64」という回線の説明です。実は、ISDNとは、デジタル式の電話回線の世界規格のことをいい、日本では「INSネット1500」という光ファイバーを引かないと使えない高速回線っていうのもあるので、追記しました。ただ、パソコン雑誌とかでISDNとなっていたら、まずまちがいなく「INSネット64」のことですけどね! |
必要な機器(ハード)
下記に記すものを新たに買う必要があります。「TA(DSU内蔵)」の相場は、ふつうの「TA」なら1万円代、ワイヤレスの「TA」なら3万円代……って感じみたいです。 パソコンに標準装備されてないので、絶対買う必要があります。
| 必要機器の増強情報 |
| DSU+TA(もしくは、ダイヤルアップ・ルーター)を購入 |
■ DSU(ディーエスユー)
デジタル回線を利用するのに必要な装置の一つで、「Digital Service Unit(デジタル回線終端装置) 」のこと。ISDNのデジタル回線から信号を受け取り、TAなどのISDN対応機器が扱えるように信号を変換する機能を持った機器です。ま、とにかく、家の電話をISDNに変更するときに、DSUとTAが必要だって覚えておけばいいみたい。(基本的に、DSUはTAやダイヤルアップ・ルーターに内蔵されていることが多いので、存在は目立たないし)
■ TA(ターミナルアダプター)
スペルは、Terminal Adapter。ISDNのデジタル回線で使用するために、通信機器の信号をデジタル化する機器です。だいたい、電話機やFAXなどを接続するアナログポートと、パソコンなどを接続するデジタルポートが備えられて、ここで「電話」と「インターネット」の回線を分けてくれてるんで、電話を使いながらインターネットが可能になるって感じかな? ちなみに、TAの信号変換とDSUの信号変換は、まったく性質の異なる動作なので混同しないでくださいね。 (「NTT東日本」のホームページ 「ISDN 必要機器の説明」の項を参照)
■ ダイヤルアップルーター
そもそも、「ルーター」は、コンピュータネットワーク(LAN)同士を相互接続するときに必要な機器。複数のパソコンでLANを組んでいる場合、TAのかわりにこっちを使うと、複数のパソコンから同時にインターネットを使えるので、こっちを使う人が多いようです。
接続方法
接続の様式としては、壁から出ている電話線をDSUに接続して、次にDSUとTAを接続。で、TAに電話とかパソコンを接続するって形のようです。
自分で接続したことがないので、いまいちよくわからないけど、基本的には、モデムのときと同じでしょ? 電話機−電話回線の接続口でストレートでつながっていたものの間に、パソコン(TA)を入れるんだと思うんですが……どうなんでしょうか。不明です。ごめんなさーい!
必要な設定(ソフト)
ISDNも結局はプロバイダのアクセスポイントまで電話をかけているので、「ダイヤルアップ接続」になります。PPP接続となり、「ダイヤルアップ ネットワーク」で設定するのも、一般の電話とかわりません。フレッツ・ISDNだと、接続先が「1492」と決まってるので設定がらくです。(Windowsでは、「コントロールパネル」→「ダイヤルアップ ネットワーク」のところになります)
そもそも「PPP接続」とは、一般の電話(アナログ)やISDNをはじめ、ADSL(USBタイプの場合)を使って「ダイヤルアップ接続」でインターネットにつなぐとき使われている方式(技術的な約束事)のことで、スペルは、Point to Point Protocol です。複数の回線を同時に使ってPPP接続することを「MP(マルチリンク・プロトコル)」といいますが、MPは、ISDN(INSネット64)の2回線分を同時に使って128Kbpsで通信する機能を指すことが多いですね。本来のMPは、複数の回線を同時に利用して通信速度を速くする方式全般を指すので、ISDN(INSネット64)とは限りません。
料金
■ 初期費用
基本的には今までお使いの電話回線をそのまま使えますが、回線を切り替える手続きやらで、最低¥2,800 かかります。毎月の基本料金も、アナログ回線からデジタル回線使用になりますので、当然高くなります(料金的には、回線使用料(住宅)1,750円が、 2,830円になる)。
このほか、TAなどの必要機器を購入しなければなりませんので、プラス1万〜3万になります。 これは、一般的な家庭の場合。新たにISDNを引くとか、ケース・バイ・ケースで 若干工事費とか、いろいろ違いますので、お確かめください。
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インターネットに接続した時間に応じて支払う「プロバイダ料金」と、自宅からプロバイダまでの電話料金が最低限必要です。 |
■ プロバイダの料金プラン
だいたい、フレッツ・ISDNと組み合わせるので、使いたいだけ使えるように無制限コースを選ぶのが普通です。 ほとんどのプロバイダが、フレッツ・ISDNに対応しているので、不便はないでしょう。
■ 電話代・定額サービス(フレッツ・ISDN)
インターネットという観点では、「フレッツ・ISDN」という、月々の通信料が定額制(2,800円/マイラインプラスとセットだと、2,520円)が便利です。ただし、定額料金の対象は、例の「1492」のように、インターネット接続のためにNTTに指定された番号の分のみ。他の番号をかけると、通常の電話代が発生します。これは一般の電話とおんなじです。 そのため、インターネット以外でもよくかける電話番号とかがあれば、おなじみの「テレホーダイ」をはじめとする、各種割引サービスがISDNにも対応しています。……というか、フレッツを使わずに、こっちを使う人もいるだろう。(^ ^;)
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Last up : 03/26/2004
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