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■ コマンドの説明と書式

はじめに

 コマンドを使うには、以下の項目について知る必要があります。

コマンド

 MS-DOSでは、MS-DOSの機能を効果的に利用するために、いろいろな命令が用意されていました。この命令が「コマンド」で、入力時は、大文字でも小文字でも、どちらを使用してもかまいません。その際、「スイッチ」というものをつけると、より効果的に使用できます。スイッチ(コマンドの機能を細かく指定するための記号)は、各コマンドが独自のスイッチをもっています。それぞれのコマンド(スイッチ)については「コマンドラインヘルプ機能」を使うと確認できます。

 ○内部コマンド 

 「COMMAND.COM」があれば使えるコマンドで、よく使うコマンドはこっちといわれている。

 ○外部コマンド 

 「COMMAND.COM」以外に、専用のプログラムが必要なもの。たとえば、ATTRIB コマンドなら、ATTRIB.EXE が必要な感じです。あまり使わないものは外部になってますが……けっこう使うコマンドも、こっちだったりします。

ヘルプ機能:コマンドの書式を知る

 【 WindowsXP付属のヘルプ 】

 WIN XPではコマンドの強化を行ったためか、「スタート」→「ヘルプ」で呼び出されるOS付属のヘルプで、コマンドの使用法まで載ってる書式の説明があります。MS-DOSをいじったことのない人は、ここでコマンドの構文の例文があるので、見たまま使ってみると、理解が早いと思います。(キーワード:コマンドライン リファレンス)

 【 コマンドラインヘルプ機能 】

 どのWindowsでも使えるヘルプ。知りたいコマンドのあとに「/?」スイッチをつけると表示される「簡単な書式の説明が出る。一番、使いやすいです。C:\Windows>dir /? というふうに使います。(WIN ME/XP 動作確認済み)

 が、MS-DOSプロンプトだと、長い解説になると一気に表示されて上部が読めなくなります。そういう場合は、MS-DOS Helpのほうを使ってください。画面で表示できるページごとに表示してくれます。(WIN XPでは、コマンドラインヘルプとMS-DOS Helpに内容の差はないようです。Windows 3.1Aの頃は、あったような気がするんですが……??)

 【 MS-DOS Help 】

 Windowsによっては、使えるヘルプ。コマンドプロンプトで、a:\>help と打つと、目次画面が現われ、a:\>help dir のように help のあとにコマンドを打つと、その解説のページ(コマンドラインヘルプと同じやつ)を表示します。(Windows3.1+MS-DOS 6.2/WIN XP 動作確認済み)

 【 FASTHELP 】

 たぶん今では見られないヘルプ。コマンドプロンプトで、a:\fasthelp と打つと、簡単な説明が表示され、これも a:\hasthelp dir のように各コマンドを直接指定できます。(Windows3.1+MS-DOS 6.2 動作確認済み)

書式

 リファレンス等での書式の読み方です。私が独自に編み出したものもありますが、基本的には昔ながらの暗黙の了解の書式の書き方にのっとっています。よく意味がわからなければ、リファレンスにある使用例を見てください。そのほうが早いです。

 ※MS-DOSの頃は必須項目は< >で囲っていたんですが、今だと、ただ項目を書くだけになったので、< >を見ることは少ないかもしれない。

カレントドライブ

 MS-DOSの画面は、「C:\Windows>」というふうに表示されます。この「>」マークは、カレント(現在の)ドライブを表示し、この場合、「ドライブCの「Windows」というサブディレクトリを参照中」という意味になります。「:(コロン)」は、ドライブ名を表し、「¥」はディレクトリを表すマークとして使用しています。なお、「ディレクトリ」というのは、「フォルダ」のことだと理解していただければ結構です。

  と、今のパソコンは、起動ドライブがCドライブの場合が多いので、たぶん、こう表示されると思います。昔は起動ドライブといえば、Aドライブでしたので、「A:\>」が基本でした。今でも、フロッピーから立ち上げると、 「A:\>」になりますけどね。

パス指定に関わる項目

■ ファイル名

 MS-DOSでは、ファイル名の付け方にいろいろな規則がありました。ファイル名の文字数は、半角英数字・仮名・記号で8文字(全角文字の場合は4文字)で、拡張子は半角英数で3文字といった具合に。Windows 95 から、このあたりの規則が一気に変わりました。半角で255文字以内の長いファイル名が使用可能となり、ファイル名に空白も使えるようになりましたし……。

 その関係で、長いファイル名だと、95系OSのMS-DOSプロンプトでは、「~」で省略された形で表示されますし、ファイル操作するときも、画面左側に出ているファイル名(~で省略された方)を使います。右側に正式なファイル名が表示されますが、そちらのファイル名は指定しても認識しませんので、気をつけてください。――NT系のプロンプトだと、「DIR」コマンドで表示したときに、左側にファイル名表示がなくなり、省略された感じにはなっていませんでした。

< パスとディレクトリ構造 >

 MS-DOSを使用する場合は、「ルートディクトリ」と「カレントディレクトリ」という名前を覚えなくてはいけません。ルートというのは、そのドライブの基本となるべき一番上位に位置するディレクトリです。MS-DOSで初期化すると「ルートディレクトリ」が作られ、これを基準として、下位に「サブディレクトリ」が作られ、樹木のように、枝分かれした形で、管理しているのです。ルートディレクトリは、「a:\>」のように「¥」で表します。

 コマンド操作は基本的にカレントディレクトリ(つまり、カレント(現在)のディレクトリ)で操作します。でも、パスで、ディレクトリを指定しても操作は可能です。パスには、「絶対パス」と「相対パス」という二つの種類があります。これがわかっていないと、MS-DOSコマンドは使えません。(^ ^;)

 「絶対パス」 

ルートディレクトリを出発点として、指定したいディレクトリ(フォルダ)・ファイルの位置をすべて記入。ルートが基点なので、「¥」をつける。Ex, d:\err\list\err1.txt

 「相対パス」 

カレントディレクトリを起点として、指定したいディレクトリ(フォルダ)・ファイルの位置を指定。ルートが基点じゃないので、「¥」はつけない。Ex, list\err1.txt

 基本的には絶対パスで指定します。でも、カレントディレクトリから下位ディレクトリへの操作なら、相対パスでも指定できます。(意味がわからない場合は、すべてにおいて「絶対パス」で指定するか、いったん、CDコマンドでカレントディレクトリに移ってから操作しましょう (^ ^;) )

 ▼ Windows95 以降のパス指定

 基本的に同じなんですが、MS-DOSの時代と目立って違うのは、次の二点の指定方法です。 (参考文献:「Microsoft Windows95 ファーストステップガイド」)

 ・ファイル名に空白を使用しているときは、二重引用符(")でパスを囲むこと。
  Ex, "\midi\real\midi 001.mid"

 ・ネットワークの共有フォルダの場合は、「\\」で指定すること。
  Ex, \\midi\real\midi001.mid

 ※「cd」コマンドのみ、Windows XPで、一部指定方法がゆるやかになっていることがありますが、コマンドで指定するときは、上記の通り指定しないとエラーが出ます。

ワイルドカード

 検索をはじめ、様々な機能を手助けしてくれる便利なものです。複数のファイルを一度に操作するために、ワイルドカードという記号(二種類あり)を使い、たくさんの中から指定したファイルを検索したり、たくさんのファイルを一度に削除したりするわけです。

 例えば、「AB*.TXT」なら 『ファイルの先頭にABという文字が入り、拡張子がTXT(テキスト文書)』となり、 「AB?.TXT」なら『ファイルの先頭にABという文字が入る半角3文字のファイルをもつ、TXTファイル』 となります。 ――このように性格がちがうので、「ABCD.TXT」というファイルなら、「*」指定をしないと、引っかかりません。ファイルの文字数が決まってるなら、「?」を使ったほうが、検索は絞れます。

 ※「*」も「?」も、半角文字で使用してください。でないと、機能しませんので、ご注意を。

エラーメッセージ 

 もし何らかのエラーメッセージが出たら、基本は「中止(A)」を選ぶといいでしょう。

文字 意味
中止 A Abort すべての処理を中止し、そのままMS-DOSにもどる
再試行 R Retry もう一度、処理を試みる
無視 I Ignore エラーを無視して、次の処理に進む
失敗 F Failure エラーとして処理する

コマンドを打ち間違えたら

 コマンド入力を取り消しましょう。「^C」マークがコマンドラインに出てればOKです。FORMATコマンドとかで、ドライブ指定を間違えたときなど、焦りますからね。(^ ^;)

 「Ctrl」+「C」 か 「Ctrl」+「Pause/Break」(MS-DOS全盛期の「きゅーはち」パソコンにあった「STOPキー」と同じ働き)を押してください。  


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Last up : 03/14/2004
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