■ DOSコマンドリファレンス ファイル操作
注意事項
コマンドのヘルプ機能についてや、日本語入力の仕方、書式の見方、コマンド使用のときに覚えておくべき項目に関する説明もありますので、参考にしてください。
■ Windows XP での表記
WIN XP の場合は、特に断りがない場合、「コマンドプロンプト(コマンド)」「DOSコマンド(dos)」「回復コンソール(回復)」ともに同じ使い方をします。
■ 深刻なエラーのときに使うコマンド
- *XP:Windows XP で、回復コンソールで使用できるコマンド。普段の使用方法とちょっと違うときがあるので、注意!
- *ME:Windows ME で、起動ディスクで起動した場合に、使用できるコマンド。
attrib [外部コマンド:attrib.exe]*XP
▼ 機能
ファイル(WIN XPからは、フォルダも)の属性の表示・変更。 WIN 95 でレジストリが壊れて復元するときに使用。
▼ スイッチ
- WIN ME:/S(指定されたパス以下、すべての該当するファイルを処理)
- WIN XP:/S /D(フォルダも処理)
▼ 書式
- WIN ME/XP:attrib [+R|-R][+A|-A][+S|-S][+H|-H][[<ドライブ>:][<パス>]<ファイル名>][<スイッチ>]
- WIN XP回復:attrib [+R|-R][+S|-S][+H|-H][+C|-C][[<ドライブ>:][<パス>]<ファイル名>]
使用例
| c:\Windows>attrib (コマンドのみ)現在のカレントドライブ内にあるファイルの属性を表示。 |
| c:\Windows>attrib m*.* (ワイルドカードを指定)より的をしぼった情報を表示させたいときにどうぞ。(この場合だと、ファイル名の頭にmがつくファイルのみ、表示されます) |
| c:\Windows>attrib -h -r -s system.dat (個別に属性変更)カレントドライブ内にある、system.dat というファイルの属性を変更している。 この場合、system.dat の隠しファイル・読み取り専用・システムファイル属性を解除。 |
+ 属性を設定 / - 属性を解除
copy [内部コマンド]*XP
▼ 機能
ファイルを別の場所にコピー。隠し属性のファイルをコピーしたいときは、「copy」コマンドを使用すると属性を変えずにコピーできるのでらくです。 ワイルドカードなどを使って、複数コピーもできますが(WIN XP 回復コンソール使用時は、ワイルドカードは使えません)、ディレクトリやサブディレクトリのコピーについては、 「xcopy」コマンドを使用すること。 Windows 95 で、レジストリが壊れて復元する場合に使用。
同じファイルをコピーするだけじゃなく、ファイルの連結も可能です。その他、簡単なファイルの作成なんかも、実はこのコマンドで可能です。
▼ パラメータ
- 送り側:コピーしたいファイル(一つまたは複数)の指定。ドライブ:\ディレクトリ\ファイル名など、これらの組み合わせで指定。
- 受け側:コピー先の指定。ドライブ:\ディレクトリ\ファイル名など、これらの組み合わせで指定。
▼ スイッチ
Windows ME
- 送り側 /A(アスキーとして扱う) /B(バイナリとして扱う)
- 受け側 /V(正しく書き込めたかベイファイ(検査)を行う) /Y(上書き確認表示なし) /-Y(上書き確認あり)
Windows XP
- 送り側 /A /B /D(暗号化解除)
- 受け側 /V /Y /-Y /N(短いファイル名の使用) /Z(ネットワークファイルを再起動可能モードでコピー)
▼ 書式
- WIN ME:copy [/A | /B] 送り側 [/A | /B] [+ 送り側 [/A | /B] [+... ]] [受け側 [/A | /B]][/V][/Y | /-Y] ]
- WIN XP(コマンド/dos):copy [/D][/V ][/N][/Y | /-Y][/Z][/A | /B] 送り側 [/A | /B][+ 送り側 [/A | /B][+... ] ] [受け側 [/A | /B] ]
- WIN XP(回復):copy <送り側(ドライブ:\パス\ファイル)> [<受け側(ドライブ:\パス\ファイル)>]
使用例
| 一般的なコピーの仕方 |
| d:\ongaku\midi>copy midi001.mid d:\midi (一般的な使い方)カレントドライブにある「midi001.mid」を、「Dドライブのmidi」というフォルダにコピーした。 |
| d:\>copy d:\ongaku\midi\midi001.mid d:\midi (一般的な使い方)と、送りたいファイルのドライブ名・パスを指定してもいい。 |
| d:\midi>copy *.mid c:\midi (ワイルドカードを指定)この場合だと、「Dドライブのmidi」というフォルダ内にある、拡張子が.mid というファイルが、「Cドライブのmidi」というフォルダ内にコピーされる。 |
| 内容の連結の仕方 |
| d:\>copy err1.txt + err2.txt + err2.txt allerrlist.txt (+で複数指定)カレントディレクトリにある、「err1.txt」と「err2.txt」と「err3.txt」の中身を連結し、同じディクトリ上に「allerrlist.txt」というファイルを作るように指示。 |
| d:\>copy allerrlist.txt err1.txt + err2.txt + err2.txt (+で複数指定)これでも同じことができる。つまり、受け側の指定を省略すると、最初のファイルに連結されます。ただし、この場合は、最初に指定するファイル(ここだと「allerrlist.txt」)が存在していないとエラーになります。 |
| d:\>copy *.txt err.txt (ワイルドカード指定)これだと、すべての「.txt」ファイルが、「err.txt」というファイルに連結します。とエラーになります。 |
| ファイルの作成 |
| d:\>copy con errlist.txt (ファイルの作成) こうやると、キーボードから入力した内容でファイルを作成できます。入力が終わったら、「Ctrl」+「Z」(「F6」でも可)で終了します。この場合は、「errlist.txt」という新しいファイルが作れます。 |
del(delete)[内部コマンド]*XP (eraseでも可)
▼ 機能
ファイルを削除。複数でも可(その場合はワイルドカードを使用すると便利)。Windows MEの場合は、ディレクトリの削除は「deltree」ですが、Windows XPでは「rd(rmdir)」で実行可能(そのかわり、「deltree」が使えない)。
▼ パラメータ
- WIN XP:名前(ファイル名、ディレクトリ名(指定すると、ディレクトリ内すべてのファイルが削除))
▼ スイッチ
- WIN ME:/P(削除する前に確認のメッセージを表示)
- WIN XP:/P /F(読み取り専用でも強制削除) /S(指定されたファイルを、すべてのサブディレクトリから削除) /Q(ワイルドカード使用の一括削除時に確認メッセージを表示しない) /A(属性により、削除するファイルを選ぶ:R,S,H,A,-)
▼ 書式
- WIN ME:del [<ドライブ>:][<パス>]<ファイル> [/P]
- WIN XP(コマンド/dos):del [/P][/F][/S ][/Q][/A[[:]属性]] <名前>
- WIN XP(回復):del [<ドライブ>:][<パス>]<ファイル>
※正式には、DELETEですが、DELと略して打っても動きますし、「ERASE」と打っても同じように動作します。
使用例
| d:\ongaku\midi>del midi001.mid (一般的な使い方)カレントドライブにある「midi001.mid」を、削除。 |
| d:\>del d:\ongaku\midi\midi001.mid (一般的な使い方)と、削除したいファイルのドライブ名・パスを指定してもいい。 |
| d:\midi>del *.mid (ワイルドカードを指定)この場合だと、「Dドライブのmidi」というフォルダ内にある、拡張子が.mid というファイルをすべて削除。 |
expand [外部コマンド:expand.exe]*XP
▼ 機能
圧縮されたファイルを展開する。Windows XPでサポートされたコマンド。WIN MEでは使えません。圧縮されたファイルっていうのは、「config.nt_」みたいに、拡張子の最後のところに「_」がついてることが多いです。Windowsのシステムに関するファイルは、だいたい圧縮された状態でハードの中に存在しています。(WIN XP:c:\Windows\i386)
▼ パラメータ
- 展開元(展開元(つまり、圧縮ファイル)のファイルを指定。ワイルドカード使用OK。)
- 展開先(展開先の指定。ファイル・ディレクトリ・パス指定、何でもいい。)
▼ スイッチ
- WIN XP(dos・コマンド):-r(展開されたファイル名を変更) -D(展開元ファイルにあるファイル一覧を表示) -F:ファイル名(CABファイルから展開するファイルを指定。(つまり欲しいドライバファイルを指定する))
- WIN XP(回復):-F:ファイル名(取り出したいファイル)/D(キャビネットファイル内のファイル一覧を表示) /Y(上書きメッセージの未表示)
▼ 書式
- WIN XP(dos・コマンド):
- expand [/r] <展開元> <展開先>
- expand -r <展開元> [<展開先>]
- expand -D CABファイル名 [/f:<取り出すファイル>]
- expand CABファイル名 -f:<取り出すファイル> <展開先>
- WIN XP(回復):expand <展開元>[/f:<取り出すファイル(ワイルドカードOK)>][<展開先>][/d]「/y」
使用例
| d:\i386>expand config.nt_ %systemroot%\system32\config.nt カレントドライブにある「config.nt_」という圧縮されたファイルを展開して、「%systemroot%\system32\config.nt」に展開――つまり、コピーした。 |
more [外部コマンド:more.com]*XP
▼ 機能
テキストファイルを表示。「Type」と同じ役割だけど、画面の表示方法を考えると、「more」のほうが便利です。WIN XP になって、スイッチが補強されているので、詳しくは、コマンドラインヘルプ「more /?」を参照ください。わけ、わからん。(^ ^;)
▼ パラメータ
- コマンド(実行結果を出力するコマンドを指定)
▼ スイッチ
- WIN XP:/E(拡張機能を有効) /C(画面を消去してから、表示) /P /S /Tn +n(最初のページをn行目から表示) ファイル
▼ 書式
- WIN ME:
- more [<ドライブ>:][<パス>]<ファイル>
- more < [<ドライブ>:][<パス>]<ファイル>
- <コマンド名> | more [<ドライブ>:][<パス>]<ファイル>
- WIN XP(コマンド/dos):
- more [/E [/C][/P][/S][/Tn][+n]] < [<ドライブ>:][<パス>]<ファイル>
- <コマンド名> | more [/E [/C][/P][/S][/Tn][+n]]
- more /E [/C][/P][/S][/Tn][+n][ファイル]
- WIN XP(回復):more [<ドライブ>:][<パス>]<ファイル>
使用例
| c:\Windows>more d:\data\err.txt (一般的な使い方)「err.txt」の中身を、画面ごとに表示。テキスト内容が長くても、一気にだーっと流れません。 |
| d:\data>more err1.txt err2.txt (複数指定)ファイル名のあとに空白を入れて複数指定可能。基本ですが、カレントドライブ内のファイルなら、パス指定はいりません。 |
move [外部コマンド:move.exe]
▼ 機能
ファイルを別の場所に移動。複数でも可(その場合はワイルドカードを使用すると便利)。ディレクトリ(フォルダ)名やファイル名を変更することもできる。(受け側で指定すればOK) なお、移動先に同じ名前のディレクトリやファイルがあると上書きされるし、指定されたディレクトリがない場合は、新規に作成されます。
▼ パラメータ
- [<ドライブ>:][パス]<ファイル名>1(移動するファイルの場所と名前を指定)
- 受け側(ファイルの新しい(移動)場所を、[<ドライブ>:][パス]<ファイル名>で指定)
- [<ドライブ>:][パス]ディレクトリ名1(変更するディレクトリ名を指定)
- ディレクトリ名2(新しいディクトリ名を指定)
▼ スイッチ
- /Y(ディレクトリ作成・受け側上書き 確認表示なし)
- /-Y(確認あり))
▼ 書式
- 複数のファイルの移動:move [/Y|/-Y][<ドライブ>:][パス]<ファイル名>1[,...] 受け側
- ディレクトリ名の変更あり:move [/Y|/-Y][<ドライブ>:][パス]ディレクトリ名1 ディレクトリ名2
使用例
| d:\ongaku\midi>move midi001.mid d:\midi (一般的な使い方)カレントドライブにある「midi001.mid」を、「Dドライブのmidi」というフォルダに移動した。 |
| d:\midi>move *.mid c:\midi (ワイルドカードを指定)この場合だと、「Dドライブのmidi」というフォルダ内にある、拡張子が.mid というファイルが、「Cドライブのmidi」というフォルダ内に移動される。 |
|
WIN MEでは上手くいった使い方。(XPでは構文が間違ってるといわれた。なぜ?) |
| c:\Windows>move err1.txt,err2.txt d:\err (複数指定)カレントディクトリ(c:\Windows)内の、「err1.txt」と「err2.txt」を、Dドライブの「err」というディレクトリに移動した |
| d:\>move d:\data err (ディレクトリ名変更)Dドライブのルートにある「data」というディレクトリを、「err」という名前に変更。 |
ren(rename)[内部コマンド]*XP
▼ 機能
ファイル名を変更。複数でも可(その場合はワイルドカードを使用すると便利。ただし、WIN XP回復コンソールで使用の場合のみ、ワイルドカードは使えません)。
▼ 書式
- ren [<ドライブ>:][<パス>]<ファイル名(変更する前の名前)> <ファイル名(変更する後の名前)>
※正式には、RENAMEですが、RENと略して打っても動きます。また、 受け側(つまり、変更する後の名前のほう)には、新しいドライブもパスも指定できないので、ご注意を!
使用例
| d:\ongaku\midi>ren midi001.mid md1.mid (一般的な使い方)カレントドライブにある「midi001.mid」を、「md1.mid」という名前に変えた。 |
| d:\midi>ren m*.mid j*.mid (ワイルドカードを指定)ファイル名が「m」からはじまって拡張子が.mid というファイルを、ファイル名が「j」 からはじめるように変更した。 |
type[内部コマンド]*XP
▼ 機能
テキストファイルを表示。画面の表示方法を考えると、「more」のほうが便利です。二つとも、役割は同じだし。
▼ 書式
- type [<ドライブ>:][<パス>]<ファイル>
使用例
| c:\Windows>type "d:\data\data err.txt" (一般的な使い方)「data err.txt」の中身を、表示。ただ表示されるだけだから、テキスト内容が長いと一気にだーっと流れます。空白のあるファイル名だと、" "でくくるのは、いつもの指定の仕方です。 |
| c:\Windows>type "d:\data\data err.txt" | more (一般的な使い方)「data err.txt」の中身を、一画面ごとに表示。moreを指定すると、一画面ごとにもできる。|は、「Shift」+「\」で出てきます。 |
xcopy [外部コマンド:xcopy.exe]
▼ 機能
ファイルをディレクトリ(フォルダ)ごと、別の場所にコピー。サブディレクトリも含めて、 隠しファイル・システムファイル以外のファイルとディレクトリをコピー可能。 ということで、フロッピーの中身をハードに落としたいときなど、けっこう便利です。いろいろスイッチがあるので、コマンドラインヘルプ「xcopy /?」を参照ください。ここでは比較的使うスイッチのみ、説明します。
▼ パラメータ
- 送り側:コピーしたいファイル(一つまたは複数)の指定。ドライブ:\ディレクトリ\ファイル名など、これらの組み合わせで指定。
- 受け側:コピー先の指定。ドライブ:\ディレクトリ\ファイル名など、これらの組み合わせで指定。
▼ スイッチ
Windows ME
- /A(指定アーカイブのみコピー) /M(指定アーカイブのみコピーして、その後属性解除) /D(指定した日付以降のものをコピー) /P(確認メッセージを表示) /S(空の場合をのぞいて、サブデッィレクトリごとコピー) /E(空でもサブディクトリごとコピー。/S と/Eは同じ意味。/Tと同時に指定可能) /W(キー入力があるまで待つ(プロンプト表示)) /C(エラーが出てもコピー続行) /I /Q /F /L /H(隠しファイル・システムファイルもコピー) /R(読み取り専用(書き込み禁止)ファイルを上書き) /T(ディクトリのみ作成) /U /K(属性をコピー。(ふつうXCOYだと読み取り専用属性は解除されてしまう)) /Y /-Y /N(短いファイル名を使ってコピー)
Windows XP
- /A /M /D:月-日-年 /EXCLUDE:ファイル1[+ファイル2][+ファイル3]... /P /S /E /V /W /C /I /Q /F /L /G(暗号化されたファイルのコピーを許可) /H /R /T /U /K /N /O /X /Y /-Y /Z
▼ 書式
- WIN ME:xcopy <送り側> [<受け側>] [/A][/M][/D:日付][/P][/S][/E][/W][/C][/I][/Q][/F][/L][/H][/R][/T][/U][/K][/N]
- WIN XP(コマンド/dos):xcopy <送り側> [<受け側>] [/A][/M][/D[:日付]][/P][/S[/E]][/V][/W][/C][/I][/Q][/F][/L][/G][/H][/R][/T][/U][/K][/N][/O][/X][/Y][/-Y][/Z][/EXCUDE:ファイル1[+ファイル2][+ファイル3]...]
使用例
| c:\Windows>xcopy a: Aドライブの内容を、カレントドライブにそっくりそのままコピーする。 |
| c:\Windows>xcopy a: d:fd /s /e Aドライブのすべてのファイルとサブディレクトリ(空のサブディレクトリも含む)を、d:\fd にそっくりそのままコピーする。(Dドライブに「fd」というフォルダがない場合は、作成した上でコピー) |
Copyright (C) 2000-2005 Makiko Kudoh.
Last up : 03/14/2004
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