■ DOSコマンドリファレンス フォルダ・ディスク操作
注意事項
コマンドのヘルプ機能についてや、日本語入力の仕方、書式の見方、コマンド使用のときに覚えておくべき項目に関する説明もありますので、参考にしてください。
■ Windows XP での表記
WIN XPの場合は、特に断りがない場合、「コマンドプロンプト(コマンド)」「DOSコマンド(dos)」「回復コンソール(回復)」ともに同じ使い方をします。
■ 深刻なエラーのときに使うコマンド
- *XP:Windows XP で、回復コンソールで使用できるコマンド。普段の使用方法とちょっと違うときがあるので、注意!
- *ME:Windows ME で、起動ディスクで起動した場合に、使用できるコマンド。
cd(chdir)[内部コマンド]*XP
▼ 機能
カレント(現在の)ドライブの表示・変更。
▼ オプション
- WIN XP(コマンド):/D(ドライブ変更)
▼ 書式
- WIN ME/XP(dos・回復):cd [<ドライブ>:][<パス>] もしくは cd [ .. (ピリオドが二つ) ]
- WIN XP(コマンド):cd [/D][<ドライブ>:][<パス>] もしくは cd [ .. (ピリオドが二つ) ]
※正式には、CHDIRですが、CDと略して打っても動きます。普段はCDと略して打つので、ここでも略式で使用例を示します。なお、ここでは、文字列は大文字でも小文字でも、同じとみなされます。つまり、c:\Windowsでも、C:\Windowsでも、同じディレクトリ(フォルダ)とみなします。
使用例
| カレントドライブの表示 |
| c:\Windows>cd カレントドライブを表示 |
| c:\Windows>cd d: 指定したドライブの、カレントディレクトリを表示。 |
| カレントドライブ(ディレクトリ)の変更 |
| c:\Windows\system32>cd .. (実行後、c:\Windows> )
カレントドライブを、親ディレクトリに戻す。 |
| c:\Windows\system32>cd \ (実行後、c:\> )
カレントドライブを、ルートディレクトリに戻す。 |
| c:\Windows>cd system32\drivers (実行後、c:\Windows\system32\drivers> )
カレントドライブを、任意のディレクトリに変更(パス指定)。 |
| カレントドライブ(空白を含むディレクトリ名)の変更 |
| c:\Windows>cd "space test"
(実行後、c:\Windows\space test> ) カレントドライブを、任意のディレクトリに変更(パス指定で)。WIN MEの場合は、空白を含むディレクトリは、" "で囲んで指定。 |
| c:\Windows>cd space test (実行後、c:\Windows\space
test> ) カレントドライブを、任意のディレクトリに変更(パス指定で)。WIN XP(コマンド)の場合は、" "で囲んでも囲わなくても指定可能。 |
| c:\Windows>cd spacet~1 (実行後、c:\Windows\
spacet~1> ) WIN XP(dos)は、" "で囲んでも囲わないでも、空白が入っているディレクトリにはカレントが動かない。ので、「dir /x」で短いファイル名を表示させて、そっちのファイル名で指定してください。この短いファイル名での指定は、WIN MEでも、もちろん可能。 |
| カレントドライブ(ドライブ)の変更 |
| c:\Windows>d: (実行後、d:\> )
← WIN ME/XP c:\Windows>cd /d d: (実行後、d:\> ) ← WIN XPのみ カレントドライブを、任意のドライブに変更。 |
|
カレントドライブ(ドライブ・ディクトリ)の変更 |
| c:\Windows>cd d:\data: (実行後、c:\Windows> )
c:\Windows>d: (実行後、d:\data> ) WIN ME/XPの場合は、このように二度手間をかけます。順番は逆なってもOK。 |
| c:\Windows>cd /d d:\data: (実行後、d:\data> )
← WIN XP(コマンド)のみ、カレントドライブを、任意のドライブのディレクトリに変更。 |
deltree [外部コマンド:deltree.exe]
▼ 機能
ディレクトリ(フォルダ)を削除で、サブディレクトリやファイルがあるディレクトリも削除可能。なお、ルートディレクトリやカレントディレクトリは削除不可。Windows ME までは使えるが、Windows XP になると、この機能が「rd(rmdir)」に吸収されたため、コマンド自体なくなってます。
▼ スイッチ
- WIN ME:/Y(削除時に確認メッセージを表示しない)
▼ 書式
- WIN ME:deltree [/Y][<ドライブ>:]<パス> [[<ドライブ>:]<パス>[ ... ]]
使用例
| c:\Windows>deltree data (パスを指定)この場合だと、Cドライブの「Windows」の下の、「data」というフォルダを削除。昔のMS-DOSでは、deltree \data と「\」をつけていましたが、今「\」をつけると、削除できませんので、お気をつけください。 |
| c:\Windows>deltree d:\data (ドライブを指定)この場合だと、Dドライブのルートディレクトリの下の、「data」というフォルダを削除。 |
dir [内部コマンド]*XP
▼ 機能
ディクトリ内のファイルとサブディククトリの情報を一覧表示。細かく情報を指定できたり、表示結果をファイルに出力できたりするので、使いこなすと便利です。
パラメータやスイッチを指定しないで「dir」を実行すると、「ディスクのボリューム名・ボリュームシリアル番号」「ディレクトリ名あるいはファイル名(拡張子を含む)」「ファイルサイズ(バイト単位」「作成日時」「ファイルおよびサブディレクトリの総数と合計のサイズ」「ディスクに残っている使用可能容量(バイト単位)」などの情報が見られます。
▼ パラメータ
[<ドライブ゙>:][<パス>][<ファイル>]:表示したいドライブ名、ディレクトリ名、ファイル名などを指定。ファイル名は、ワイルドカード使用可能。
▼ スイッチ
- WIN ME:/P(ページごとに表示) /W(一覧形式:ワイド)/A(指定した属性のみ表示) /O(並べ替え) /S(サブディクレクトリ内もすべて表示) /B(ディレクトリ名とファイル名のみ表示) /L(小文字で表示) /V(詳細情報表示) /4(西暦四桁表示)
- WIN XP:/A /B /C(ファイルサイズを桁区切りする(デフォルト設定)) /D(一覧形式:列) /L /N(一覧表示:ファイル名右端) /O /P /Q(所有者の表示) /S /T(タイムフィールドの指定) /W /X(WIN MEの頃に出ていたように、省略された短いファイル名の表示)
補足事項
- 属性:D(ディレクトリ) R(読み取り専用) H(隠しファイル) A(アーカイブ) S(システムファイル) -(それ以外)
- 並べ(ソート)順:N(名前順:アルファベット) S(サイズ順:小さい方から) E(拡張子順:アルファベット) D(日付順:古い方から) G(グループ:ディレクトリから) -(降順)
- タイムフィールド:C(作成) A(最終アクセス) W(最終更新)
▼ 書式
よく使う形:dir [<ドライブ>:][<パス>][<ファイル>] [スイッチ] で覚えておけばいいんじゃないかと。(^ ^;)
- WIN ME:dir [<ドライブ゙>:][<パス>][<ファイル>][/P][/W][/A[[:]<属性>]][/O[[:]]<並べ順>]][/S][/B][/L][/V][/4]
- WIN XP(コマンド/dos):dir [<ドライブ゙>:][<パス>][<ファイル>][/A[[:]<属性>]][/B][/C][/D][/L][/N][/O[[:]]<並べ順>]][/P][/Q][/S][/T[[:]<タイムフィールド>]][/W][/X][/4]
- WIN XP(回復):dir [<ドライブ>:][パス]<ファイル>
使用例
| 基本的な使い方 |
| c:\Windows>dir (コマンドのみ)現在のカレントドライブ内の情報を表示させる。 |
| c:\Windows>dir d: (ドライブを指定)任意のドライブの情報を知りたい場合は、dir のあとに「ドライブ名」 |
| c:\Windows>dir d:\backup (任意に指定)任意のドライブの、任意のディレクトリの情報を知りたいときには、この形。(この場合では、Dドライブの「backup」というサブディレクトリの情報が見られる) |
| c:\Windows>dir /p (スイッチを指定)現在のカレントドライブ内の情報を表示させる。(ページごとに表示の“スイッチ”をつける場合は、こんな感じ) |
| c:\Windows>dir m*.* (ワイルドカードを指定)より的をしぼった情報を表示させたいときにどうぞ。(この場合だと、ファイル名の頭にmがつくファイルのみ、表示されます) |
| c:\Windows>dir c:\*.txt /w/o/s/p (複数スイッチ指定)Cドライブすべてのディレクトリに含まれる、「.txt」拡張子のファイルを、アルファベット順にワイドの一覧表示でページごとに表示する……というふうに使えると、プロだね。 |
| 便利な使い方 |
| c:\Windows>dir > d:\list.txt これだと、カレントドライブの情報を、Dドライブの「list.txt」というファイルに出力。画面以外にも結果を出力できる。MS-DOSプロンプト(WIN ME/XP(dos))では、従来のMS-DOSと同様に、出力先のファイルが存在していなかったら新たにファイルを作成するが、コマンドラインプロンプト(WIN XP:コマンド)では、エラーになってしまう。 |
| c:\Windows>dir c:\*.txt /w/o/s/p > d:\list.txt というふうに、結果をファイルに出力したいときは同じようにやればいい。 |
【実際の画面:MS-DOSプロンプト】

※95系OSの場合は、このような画面になりますが、NT系OSの場合は、一番左にある「ファイル名」の表示がなくなります(表示させたいときは、/x )。作成日時/ファイルサイズ/内容(実際画面の一番右にあるやつ)の順で表示されます。
<ボリュームラベル>
ドライブに付けられた名前のこと。名前がないこともある。CD-R などの書き込みのときに、「ボリュームラベル」を付けますか? と聞いてくるときがあるが、そのときは好き勝手に名前を付けて大丈夫。
<ボリュームシリアル番号>
ドライブに付けられている番号のことで、この番号は変更できません。まあ、変更する必要もないですが……。
<ディレクトリ>
今、情報を見ているのは、どこのディレクトリなのかを表示。
label [外部コマンド:label.exe]
▼ 機能
ディスクのボリュームラベルを作成・変更・削除を行います。……って、普段は、そんなに使うこともないんですが、いざ直したいとき、知っておくのもいいと思います。
▼ パラメータ
- WIN ME/XP:ドライブ(ドライブ文字)、ラベル(ボリュームラベルを指定)
- WIN XP:ドライブ、ラベル、/MP、ボリューム ←詳しくは、コマンドラインヘルプを参照ください。
▼ 書式
- WIN ME/XP:label [<ドライブ>:][<ラベル>]
- WIN XP:label [/MP][<ボリューム>][<ラベル>]
使用例
| c:\Windows>label この場合だと、カレントドライブのボリュームラベルの情報が表示され、変更・削除するかどうか聞かれる。 |
md(mkdir) [内部コマンド]*XP
▼ 機能
ディレクトリ(フォルダ)を作る。WIN XP の場合は、中間ディレクトリも自動的に作ってくれる。
▼ 書式
- md [ドライブ:]<パス>
※正式には、MKDIRですが、MDと略して打っても動きます。
使用例
| c:\Windows>md data (パスを指定)この場合だと、Cドライブの「Windows」の下に、「data」というディレクトリを作る。 |
| c:\Windows>md d:\data (ドライブを指定)この場合だと、Dドライブのルートディレクトリの下に、「data」というディレクトリを作る。 |
| c:\Windows>md d:\data\err (中間ディレクトリ作成)この場合だと、Dドライブのルートディレクトリの下に、「data」というディレクトリを作って、更にその下に「err」というディレクトリを作っている。WIN MEの場合は、「data」という中間ディレクトリが存在していないとエラーになるが、WIN XPの場合は、存在していなかったら新規に作る。 |
net use [外部コマンド:?]*XP
▼ 機能
Windows ME:共有リソースへの接続や接続の解除。または、現在の接続状態の表示。……ですが、「MS-DOSプロンプト」からだと、実行しても「ここからじゃ、ネットの開始も停止もできない」ってエラーが出るだけだった記憶があります。コマンドラインヘルプを使うときは、「net use /? | more」と打つと、一画面ごとに表示できます。「|」は、「Shift」+「¥」キーで出てきます。
Windows XP:ネットワーク共有をドライブ文字に接続。詳しくは、コマンドラインヘルプ「net use /?」を参照ください。XPのほうは、よく、わからん。(^ ^;)
▼ パラメータ
WIN ME:
- ドライブ(共有ディレクトリに割り当てるドライブを指定)
- *(アルファベット順に空いているドライブを割り当てる。/DELETEと同時に指定だと、すべての接続の解除)
- ポート(共有プリンタに割り当てる、パラレルポート(LPT)名を指定)
- コンピュータ名(リソースを共有するコンピュータを指定)
- ディレクトリ(共有ディレクトリを指定)
- プリンタ(共有プリンタを指定)
- パスワード(共有リソースのパスワードがある場合は指定)
- ?(共有リソースのパスワードを入力するための、プロンプトを表示)
▼ スイッチ
- WIN ME:
- /SAVEPW:NO(入力したパスワードが、パスワード一覧に登録されないようにする)
- /YES(確認メッセージなどを先に表示しないで、コマンドを実行)
- /DELETE(指定された共有リソースへの接続を解除)
- /NO(確認プロンプトに対して、自動的に「NO(いいえ)」と応えながら、コマンドを実行)
- /Home(LAN Manager・WIN NTのユーザーアカウントに「Home」ディレクトリがあったら、そこに接続)
- WIN XP(コマンド/dos):
- /USER(接続に使われるユーザー名を指定)
- /SMARTCARD
- /SAVECRED
- /DELETE
- /PERSISTEN:{YES|NO}
- /Home
- WIN XP(回復):
- /d(接続切断)
▼ 書式
- WIN ME:
- net use [<ドライブ>:| *][\\<コンピュータ名>\<ディレクトリ>[<パスワード> | *]] [/SAVEPW:NO][/YES][/NO]
- net use [<ポート>:| *][\\<コンピュータ名>\<プリンタ>[<パスワード> | *]] [/SAVEPW:NO][/YES][/NO]
- net use <ドライブ>:| \\<コンピュータ名>\<ディレクトリ> </DELETE>[/YES]
- net use <ポート>:| \\<コンピュータ名>\<プリンタ></DELETE>[/YES]
- net use <* /DELETE> [/YES]
- net use <ドライブ>:|* </Home>
- WIN XP(コマンド/dos):
- net use [<デバイス名> | *][\\<コンピュータ名>\<共有名>[<ボリューム>][<パスワード> | *]][/USER:[<ドメイン名>\]<ユーザー名>][/USER:[<ドット形式のドメイン名>]\<ユーザー名>][/USER:[<ユーザー名>@<ドット形式のドメイン名>][/SMARTCARD][/SAVECRED][[/DELETE] | [/PERSISTEN:{YES|NO}]]]
- net use [<デバイス名> | *][<パスワード> | *][/Home]
- net use [/PERSISTEN:{YES|NO}]
- WIN XP(回復):net use [\\<コンピュータ名>\<共有名>[/user:[<ドメイン名>\]<ユーザー名>]<パスワード>|[<ドライブレター>][/d]
使用例
| c:\Windows\system32>net use (コマンドのみ)現在の接続の一覧表示。 |
rd(rmdir)[内部コマンド]*XP
▼ 機能
ディレクトリ(フォルダ)を削除。なお、ルートディレクトリやカレントディレクトリは削除できません。
- WIN ME:サブディレクトリやファイルがあるディレクトリは削除できません。そういう場合の削除は、「deltree」コマンドを使用してください。
- WIN XP:ディレクトリツリーごと削除可能。
▼ スイッチ
- WIN XP(コマンド):/S(ディレクトリ内すべてのディレクトリを削除) /Q(/Sをつけたときに、実行時に確認メッセージを表示しない)
▼ 書式
- WIN ME/XP(回復):rd [<ドライブ>:]<パス>
- WIN XP(dos・コマンド):rd [/S][/Q][<ドライブ>:]<パス>
※正式には、RMDIRですが、RDと略して打っても動きます。
使用例
| c:\Windows>rd data (パスを指定)この場合だと、Cドライブの「Windows」の下の、「data」というフォルダを削除。 |
| c:\Windows>rd d:\data (ドライブを指定)この場合だと、Dドライブのルートディレクトリの下の、「data」というフォルダを削除。 |
vol [内部コマンド]
▼ 機能
ディスクのボリュームラベルとシリアル番号を表示する。 ……っていうか、「dir」でも、ここの情報は表示されるので、こっちを使うことは、まずないと思いますが。
▼ 書式
- vol [<ドライブ>:]
使用例
| c:\Windows>vol 「vol」だけだと(ドライブ指定しないと)、カレントドライブのディスクのボリュームラベルとシリアル番号を表示する。 |
Copyright (C) 2000-2005 Makiko Kudoh.
Last up : 03/14/2004
URL:http://www.causu.com/dos_co_disk.htm