config.sys(コンフィグ.シス)とは
ハードウェアの構成やメモリの環境を設定するファイルで、MS-DOSの場合は、起動するドライブのルートディレクトリに必ずこのファイルがあります。というか、ルートにこのファイルがないと、必要な設定ができないので、エラーが出るかもしれません。実際に何をしているかといえば、必要なデバイスドライバを組み込んだり、どのメモリをどういうふうに使うかを指定しているわけで、まさに最重要な設定ファイルといえます。
※ここで組み込んでいるデバイスドライバは、「.SYS(シスファイル)」と呼ばれる、パソコンや周辺機器を制御するファイルです。
MS-DOS6.2(Windows3.1)での記述例
BUFFERS=10 FILES=30 SHELL=A:\COMMAND.COM /P /E:1024 LASTDRIVE=Z DEVICE=A:\DOS\HIMEM.SYS DEVICE=A:\DOS\EMM386.EXE /P=64 /UMB /T=A:\DOS\EXTDSWAP.SYS DEVICEHIGH=A:\DOS\PRINT.SYS /U DOS=HIGH,UMBBUFFERS=10 ディスクバッファ領域を設定。通常は、10~30の値を指定します。(パラメータとしては、2~63 までの範囲が指定可能)
FILES=30 同時に開くことのできるファイル数を設定。通常は 20~30 の値を設定します。(省略すると 8 が設定される。パラメータとしては、8~255 までの範囲が指定可能。ただし、Windows3.1で使用する場合は、必ず30以上を設定)
SHELL=A:\COMMAND.COM /P /E:1024 コマンドインタプリタ(SHELL)を指定。
LASTDRIVE=Z アクセスできるドライブ数の最大値を設定。ここではZまでを指定。
DEVICE=A:\DOS\HIMEM.SYS HIMEM.SYSを組み込んで、拡張メモリをXMSメモリとして使えるようにします。このドライバは、他のドライバより先に組み込む必要があり、このドライバが組み込んでないとWindowsは使用できません。
DEVICE=A:\DOS\EMM386.EXE /P=64 /UMB /T=A:\DOS\EXTDSWAP.SYS プロテクトメモリをEMSメモリとして使えるようにします。ここでは、コンベンショナルメモリ節約のため、UMBメモリを使えるようにしています。
DEVICEHIGH=A:\DOS\PRINT.SYS /U PRINT.SYSを組み込むことにより、プリンタを使えるようにします。ここでは、プリンタドライバをUMBに転送しています。
DOS=HIGH,UMB MS-DOSのシステムをHMAメモリに転送して、UMBメモリを使えるようにします。上記のHIMEME.SYSとEMM386.EXEの設定とあわせて設定することによって、コンベンショナルメモリが広く使えるようになります。
デバイスドライバの組み込み
「DEVICE」はコンベンショナルメモリに、「DEVICEHIGH」はUMBメモリにデバイスを組み込みます。
- 書式:「コマンド」=<ドライブ名>:<パス>デバイスドライブ名
<注意事項 >
| 1. 同じ機能をもったデバイスを複数組み込まない。 |
| 組み込むことによって、誤動作や起動しないといった深刻なエラーが生じます。 |
| 2. 不必要なデバイスを一度に組み込まない。 |
| config.sys で設定したデバイスはメモリに常駐します。そのため、組み込まれたデバイスの数が多いと、メモリ不足を起こし、アプリケーションの起動ができなくなることがあります。 |
| 3. 組み込む順に気をつける。 |
| config.sys の記述の通りに、デバイスを組み込みます。デバイスによっては、組み込み順によって正常に動作しないものもありますので、組み込む順にも気をつけてください。 |
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